笑いジワができやすいパーツ
笑いジワは当然ながら笑った時に動く部分に出来やすいシワ。
パーツでいうと、口角を上げた時にできるほうれい線や、目を細めた時に目尻にできる線。表情の変化が大きい人の場合、目を大きく見開くためにおでこへ笑いジワが出来る事もあります。
笑いジワの出来かたはその人の笑い方で動く表情筋によっても変わるため、普段どんな笑い方や表情をしているかを表しているものでもあるといえます。
笑いジワができる原因
笑いジワが出来る直接的な原因は、表情筋が動く事によって肌が引っ張られてシワができ、それが繰り返される事ではありますが、同じように表情が動いていてもシワになる人とそうでない人がいます。
その最も大きな違いが肌の乾燥。肌が乾燥していると肌が硬くなったり、細胞がダメージを受けやすくなったりするため、表情によって出来た溝がそのままシワになりやすくなります。
笑いジワを予防する方法
笑いジワを予防するために、直接的な方法としては笑い方を変える事や、表情の変化を抑える事ではありますが、笑顔を抑えてしまうとその人の魅力も減少してしまいますので、表情を抑える事は避けた方が良いでしょう。
笑い方を変えるという点では、シワを作らずにいい笑顔になれるのが一番ですので、鏡を見ながら口角の上げ方を変えてみたり、目の表情を工夫してみたりすると良いでしょう。
ただ、最も重要なのは表情の作り方ではなく、シワとなってしまう原因である肌の乾燥を防ぐ事。子供の肌にシワが内容に、肌がしっかりと潤っていれば表情がシワとして残る事はありません。
乾燥を防ぐためには、化粧水などによる水分補給だけではなく、肌の内部と表面で肌の水分を維持するケアが重要です。
肌の表面で水分を維持するケア
肌の表面には通常皮脂膜によって肌の水分が蒸発する事を防ぐ保湿機能があります。
皮脂は加齢や生活習慣の乱れによって分泌が低下してしまう事がありますので、これを補うようなコスメを利用する事が有効です。
皮脂の代わりとなるような保湿には、乳液のように油分が多いケアアイテムを利用すると良いでしょう。
肌内部の潤いを保つケア
肌の内部は、NMFや細胞間脂質によって潤いが保たれています。
NMFや細胞間脂質も、年齢によって減少しやすい他、紫外線などのダメージでターンオーバーが乱れる事でも減少してしまうので、UVケアなどはしっかり行うようにしましょう。
肌内部の潤いを維持するためには、ヒトセラミドやナノ化されたヒアルロン酸などを利用する事が有効です。
化粧水で水分を補給し、肌内部の保湿を行ってから、肌表面のコーティングという3段階のケアを行う事で、肌の潤いや柔軟性をたもち笑いジワを予防していく事が出来ます。
笑いジワを目立たなくするメイクのコツ
メイクで笑いジワを目立たなくするためにするポイントは、
・笑った時にメイクがヨレてシワに落ちるのを防ぐ
・シワの影が出にくいように光で飛ばす
の2点です。
目元の小じわにはファンデーションを塗らずにパウダーだけで
メイクをした時に笑い皺が一番目立ってしまうのが、シワの部分のメイクがよれてしまってシワの形通りに線が残ってしまうこと。こうなることの大きな理由として、シワを隠そうとしてファンデーションやコンシーラーを重ね塗りしてしまっているというのが考えられます。
ですので、ヨレやすいシワのところにメイクをするのはできるだけ避ける方がいいです。
まず、目頭や目尻などに笑った時に出る小ジワには、ファンデーションは塗らないようにし、ルースパウダーだけのせましょう。ファンデーションなどがよれるのは、肌表面の油分がシワが寄った時に混ざり合ってしまうためなので、油分をカバーし表面をさらっとさせてくれるパウダーをのせておくことで、油分が混ざり合うのを防ぎます。
使うパウダーは、少しピンクベージュ系の色がついたものだと目元のくすみをカバーしてくれ、さらにパール感があるものを使えば、目元が明るく見え、シワの影が薄くなります。
口元の笑い皺、ほうれい線には、コンシーラーとパウダーで
にっこり笑った時にくっきりと大きく出る口元の笑いジワは、ヨレやすい上に、くすみも出やすいです。くすみをカバーしながら、ヨレにくく、シワの影を飛ばすメイクをしましょう。
下地、ファンデーションをかを全体に塗った後、口元のシワの部分に、ピンク系のコントロールカラー、もしくはリキッドタイプのコンシーラーをシワの線に沿って塗ります。それを指かスポンジで優しく叩き込んでなじませます。これである程度くすみとかげが消えると思います。
最後に、メイクのヨレを防ぐため、ルースパウダーを小鼻から口周りにかけてスポンジなどでそっとのせます。あまりパウダーを乗せすぎると、乾燥したところからヒビが入って帰って目立つので、薄いベールをのせるようなイメージで軽くしましょう。
それでもまだ目立つな、という方は、化粧下地の段階でコントロールカラーベースを使うなどしましょう。
とにかく出来るだけ厚塗りにならないようにするのがヨレにくくするポイントです。
パーツ別!笑いジワを撃退するポイント
笑いジワを解消するためには、パーツ毎の重点的なケアも必要です。
目尻の笑いジワ解消にはアイクリームなどの利用を
人の体の中でも、目元はとくに乾燥しやすい箇所の一つ。そのため、目尻をはじめ目の周囲はシワが出来てしまいやすい場所になっています。
目尻の笑いジワを解消するためには保湿ケアが重要ですが、そこで利用したいのがアイクリーム。
アイクリームは乾燥しやすい目元の保湿に適した成分が配合されているため、アイクリームを利用する事で目元の乾燥を防ぎ、肌を柔軟にしてシワを改善していく事が出来ます。
FGFなどが配合されたものを利用すると、肌のコラーゲン生成を促進してシワをより早く軽減していく事が可能です。
ほうれい線の解消には頬を引き上げるエクササイズ
ほうれい線は笑った時にできる線だけではなく、加齢によって頬がたるんでしまう事も原因の一つ。
頬のたるみは表情筋をトレーニングする事でも解消できますので、特に頬のエクササイズを行いましょう。
頬のエクササイズは、目の下側だけを閉じて目をすぼめるような表情を作る方法で、遠くを見るような目の形を作ります。この表情を10秒ほどキープして5秒休むというようなトレーニングを、1日5分程度行うと良いでしょう。
マッサージでたるみをケアしてシワ全般を改善
ほうれい線のシワが出来てしまう原因の一つが頬のたるみと紹介しましたが、このたるみの原因になるものがむくみ。
顔のリンパが滞りむくみが発生すると、水分によって重さができてたるみやすくなりますので、リンパマッサージでむくみを解消する事もシワの予防改善に必要です。
たるみが解消されると肌がひき上がりやすくなるため、顔のシワ全般が改善されやすくなります。
顔のリンパマッサージの基本的な方法としては、顔の中央からこめかみの方になでるように流した後、こめかみから耳の前を通って首の方に流すような形でリンパの流れを促します。
肌に潤いを保ってシワの無い素敵な笑顔を!
笑いジワが出来るくらい笑顔になる事はとても素敵な事。
せっかくの笑顔を輝かせるためにも、しっかりと保湿ケアをおこなって、シワを作らせない&解消していければ、もっと素敵な表情になるはず。
保湿ケアとトレーニングを組み合わせて、明るい笑顔をいつまでも保ちましょう!