意外と間違えている枕の使い方を正す
一つ目のポイントが、枕の使い方。
枕は硬さや厚みなどその人の体格に応じて最適なものがあり、しっかりと体型に合ったものを選ぶ事が重要ですが、そもそもそれ以前に枕の使い方を間違えているパターンが多いのです。
枕の使い方に関する間違いとして、最も多いのは頭だけが枕に乗るように使っているパターン。具体的には、枕に肩がつかない形で利用している状態です。
本来、枕は首から上全体をサポートする寝具ですので、肩から上全体の体重を預ける事で、頭の重さを支えてくれます。
これが枕を浅く利用していると、支えられていないで浮いている部分の重さが負担になり、体に対して負荷がかかった状態になってしまうのです。
理想的な枕選びも重要ですが、まずは枕の使い方が正しいか見直してみましょう。
寝る時にスマホを使わない
二つ目のポイントは、現代ならではの問題「スマホ」。
人が夜中に眠くなるのは単純に睡眠のサイクルだけの話ではなく、光の関係で明るい時は脳が活発になる覚醒モードとなり、夜に暗くなると気持ちが落ち着く睡眠モードに入るから。
しかし、夜の寝る間際にスマホを利用すると、スマホの画面から照射される強い光によって脳が覚醒モードとなって、入眠の妨げになってしまいます。
一度覚醒モードとなると寝つきが悪くなるだけではなく、眠りについても脳がなかなか休まらない状態となってしまうため、睡眠の質が大きく低下する事に。また、横になりながらのスマホ利用は姿勢を悪くして体への負担も大きくなるため、体も休まりにくくなります。
更に、携帯電話から発生する電波や電磁波は、それ自体が睡眠の質を低下させるという研究事例もあり、スマホをアラームとして利用する事でさえ脳が休まらなくなる原因に。
最近ではスマホでニュース情報の新着通知などをオンにしている人が多いと思いますが、細かい着信通知なども脳を悪戯に覚醒させてしまう要因となります。
スマホの利用は近代では切っても切り離せないようなものになってきていますが、思い切ってベッドから離れた場所に充電器を置いて、寝る時は絶対に触れないようにしてしまうのも、しっかりとした休息を得るために重要なのです。
リラックスする呼吸法を心がける
睡眠の質を高めるためのポイントとして、副交感神経の働きを高めて精神をリラックス状態に導く事は重要な要素の一つ。
そして、副交感神経の働きを高める一つの方法が、腹式呼吸によるリラックスです。
腹式呼吸はまず楽な姿勢(ベッドで横になってもOK)をとり、息を一度ゆっくりと吐ききります。
そこから、ゆっくりと鼻からおへその下あたりに空気を送るようなイメージで息を吸い込んでいき、お腹を膨らませます。
空気を十分に吸い込んだら、お腹のふくらみが元に戻る事を意識しながら、ゆっくりと息を吐きます。息を吐く時は鼻からでも口からでも問題ありません。
ポイントとして、お腹の動きを感じやすいようにおへその下に手を当てながら行う事や、息を吸い込む時にお尻を少し締めるようなイメージで呼吸をすると、リラックス効果が高まりやすくなります。
ベッドに入ったらゆっくりとこの腹式呼吸を行って、リラックスしながら睡眠するだけでも睡眠の質が向上します。
口呼吸気味ならいびき対策の口テープも有効
呼吸として、鼻から息を吸い込むのではなく、口を開けて息をすってしまう口呼吸も睡眠の質を低下させる原因です。
もし寝ている最中にいびきや無呼吸状態が発生していたり、朝起きた時に口や喉がすごく乾燥しているという状態であれば、口呼吸を改善するためのテープを利用する事も有効です。
睡眠時の口呼吸を防ぐ事で睡眠の質を向上し、また口呼吸を改善する事で二重あごなどのトラブル防止にも効果があります。
睡眠方法を見直して心身ともにリフレッシュを!
以上、すぐに取り入れられる睡眠の質を高める3つの方法です。
人生の3分の1は睡眠時間。睡眠の質を高める事が出来れば、美容面でも生活面でもプラスになる事は沢山あります。
スマホを利用しないなどちょっとだけ決断が必要な事もありますが、睡眠の質を高めて元気な状態になれれば、一日の時間をもっと有効に利用する事も可能になりますので、スマホでやりたい事だって、もっと色々できるはず!
まずは簡単に出来る所から、生活習慣を見直してみませんか?