プロのこだわりが見え隠れするプチプラアイテム
プロのメイクさんが撮影などでモデルに施すメイク。そこで使われているメイクアイテムは、メイクのクオリティを左右する上での大事な要素ですよね。だからこそみなさん、プロの現場で使われているアイテムってどんなものか、とても興味あるのではないでしょうか。
素人目から見れば、つい高いアイテムほど質がいいと思いがちですが、プロの目では値段だけではなく実際の使い心地や仕上がり、使い勝手など様々な視点で選んでいるはず!
そこで今回は、雑誌や広告などのモデルメイクなども手がけているプロのメイクアップアーティスト、市川摩衣子さんに、本当は教えたくないと思っている、愛用している意外なプチプラアイテムを教えていただきました。
100円均一(ダイソー)のメイクスポンジ
使い捨てできるコスパの良さと、ソフトな弾力がベースメイクに最適!
モデルさんのメイクをする時に、綺麗に洗ったとはいえ使用済みのスポンジを使ってファンデーションを塗るのにはちょっと抵抗感を与えちゃいそうですよね。なので、新品で使い捨てしても勿体無く感じない100円均一のスポンジを使っています。
理由はそれだけでなく、このダイソーのスポンジは、薄めなので、両端を摘まんで折り目を使うと適度な弾力が生まれて繊細なタッチでメイクができます。厚手のスポンジがありますが、あれだと少し圧が強すぎることもあるので、この薄さがとても使いやすいです。
使い捨てできると言う点はプロの視点ならでは。ダイソーのスポンジパフは、10枚セットで108円なので、使い捨てても1回たったの10円というコストパフォーマンスの高さ!
実際に使ってみると、指先に近い感覚で細かいところまで綺麗に仕上げられるので、確かにこの薄さと柔らかさは使いやすいと感じました。
セザンヌのUVクリアフェイスパウダー ¥734
メイク直しに最適! 10年以上使い続ける超優秀パウダー
こちらのフェイスパウダーは、撮影時には使用していませんが、自分の顔にずっと使用しているアイテムとなります。
美容師やヘアメイクは、長時間忙しくしていることもあり、メイク直しの時間を取ることが難しい。
そんな中こちらは、コンパクトにミラーも付いていて、さっとお直しできるのと、プレストパウダーなので持ち運んでも粉が飛び散る事もなく便利。
使用感は、薄く伸ばすことも、厚めに乗せることもできて、時間が経った時の色の変化も少ないです。さすがに朝から午後3時あたりまで直す時間がなければ一旦皮脂を押さえる事は必須ですが、汚く崩れないので重宝しています。
薄っすらですが、色味も軽く乗るので、肌の綺麗な方なら、これとコンシーラーだけで素肌メイクができてしまいます。あと、長持ちするので何度も買い足ししなくても良いところが便利ですね。
セザンヌのプレストパウダーは昔から変わらずあるロングセラー商品なので、いつでも同じクオリティでメイク直しを助けてくれるので強い味方ですね。かなり粒子が細かい上、しっかりと押し固められているので、つけすぎてしまったり、すぐに減ってしまうということもなく、また持ち歩いても割れにくいようです。鏡を兼ねて1つポーチかポケットに入れておくと安心です。
カバーファクトリーのBBクリームバー ¥1,512
ベース作りからレタッチ、コンシーラーがわりに・・・使い勝手の良さがすごい!
大きめのスティック状の形状なので、コンシーラーやハイライトなど部分使いがしやすいです。目の下のクマ、シミ、肝斑、鼻筋、頬ぼね、顎先と、幅広い用途で使えます。
ファンデーションを使わなくても、クリームバーの自分の肌の色より少し明るめを使用して気になるところにだけ部分的に使い、その他の肌の綺麗なところはフェイスパウダーのみで仕上げられます。
全体的に使用する場合は、明るすぎない色を選ぶと浮きにくいです。
こちらはBBクリームなのですが、繰り出し式のバータイプで少しテクスチャーが硬めなので、厚めに乗せるとカバー力もあります。
しかし一方で、肌へのフィット感がややゆるめなため、テカリ、崩れ、ヨレなどが起こりやすい夏場には要注意です。
SPF50+なのも助かります。少ないアイテムでメイクを仕上げたい時や、肌の負担を軽めにしたい時にも良いでしょう。
一見BBクリームというよりもコンシーラーのようですが、顔全体に使ってもお肌の負担になりにくく、紫外線からも守ってくれてとっても役立ちますね。
お肌に直接濡れるので、メイクの手間も省けそう。
ただやはり油分多めなので、夏場に使う場合は最後にパウダーをつけるなど皮脂対策は必要なようです。