イタリア生まれのビスコッティ
「ビス」は二度、「コッテイ」は焼くという意味で、ビスコッティは二度焼きしたクッキーのことです。
オーブンで焼いたものを一度取り出して粗熱を取り再度焼きますが、とてもかたいお菓子に仕上がります。
かたいので食べるのに時間がかかり、少量でも満腹感が得られ、ダイエット中のおやつに適しています。
ビスコッティは、イタリアのトスカーナ地方に伝わるの伝統的なおやつです。
少し前までは朝食に、コーヒーやミルクなどにつけて食べたり、夕食にワインに浸して食べることが多かったようです。
ビスコッティはバターや油をほとんど用いないヘルシーな焼き菓子のため、イタリアでは昔から主食代わりとして用いられてきました。
小麦粉、砂糖、卵を中心とした素朴なお菓子なので、簡単に仕上がります。
気軽に作ってみませんか?
ビスコッテイの作り方
オーブントースターで簡単にできるビスコッティ
薄力粉100g、砂糖30g、溶き卵1個、オリーブ油大さじ1杯をヘラで混ぜ、なまこ形に整えて10分ほど(こげそうならアルミホイルをかぶせます)様子を見ながら焼きます。
焼いたものを一度取り出して、粗熱を取ります。
さめたら1㎝くらいの厚さに切り、ふたたびオーブントースターに並べて、さらに10分ほど焼きます。(二度焼気軽する場合もアルミホイルをかぶせて焼け色の調節をおこないます。)
好みで、粉チーズや、紅茶、ココアパウダー、コーヒー、黒砂糖、抹茶、ゴマ、きな粉、くだいたナッツ類などを入れて焼くと、様々なバリエーションが楽しめます。
また、オリーブオイルの代わりにゴマ油を使うと中華風のビスコッティができます。
イギリス生まれのフラップジャック
フラップジャックはオートミールを原料としたイギリス生まれの焼き菓子で、日本のシリアルバーのようなお菓子です。
オートミールは太りにくいと言われており、バターとシロップを合わせて作るシンプルなものが主流ですが、ナッツやドライフルーツを入れて作るなど、お好みのアレンジができます。
フラップジャックは、17世紀の初めから家庭で作られており、フラップとは「仰ぐ」、「ジャック」は男というという意味だそうです。
当時は固めのパンケーキのようなもので、主食に用いられていたようです。
各家庭によってバターやシロップの分量、焼き加減も違いますがオートミールは必ず使います。
オートミールの健康効果
オートミールは、オーツ麦を蒸してつぶして乾燥させたものです。
オーツ麦にはビタミンB、鉄分、食物繊維、カルシウムなどが豊富に含まれており、生活習慣病対策としても適しています。
血糖値が急上昇しにくい低GI食品としても知られているので、血糖値が気になる人の主食にも適しています。
フラップジャックの作り方
バター100gを溶かし、シロップまたはハチミツを適宜好みの分量を入れて、オートミール100gを加え、クルミやレーズンなどを好みのナッツを刻んだものと混ぜ合わせます。
オーブンシートを敷いた天板に流して敷きつめ、オーブンレンジ180℃の温度で約20分ほど焼きます。
オーブントースターで焼く場合は、アルミホイルで焼き色を調節しながら焼きます。
他にもアーモンドやカシューナッツ、松の実やクコの実、ぎんなんや栗、かぼちゃの種、ゴマなどや各種のドライフルーツを混ぜて焼くと栄養価も高く、様々なバリエーションが楽しめます。
アメリカ生まれのフルーツバー
ドライフルーツバーは、ドライフルーツやナッツ類がたっぷり入った、クッキーです。
かつてNASAでも宇宙食として採用されており、少量でも満足できるヘルシーなお菓子です。
ドライフルーツやナッツ類は、ビタミンやミネラル源になうえ、ストレスを解消する効果もあります。
家庭で作るヘルシーなフルーツバーのレシピ
フライパンにバターを熱した中に、好みのドライフルーツやナッツとマシュマロ、チョコレートをきざんで入れ、ぽん菓子を入れてからめます。
角皿か角バットにクッキングシートを敷いてのばし、冷めたら冷蔵庫に入れてかためます。
頭の働きをよくするためにも甘いものは必要ですが、天然のドライフルーツの甘さやナッツ類の風味を中心としたフルーツバーは、ヘルシーでありながら甘さも楽しめます。
体の機能を整える働きをするミネラルは微量ながらも健康に欠かせない成分ですが、フルーツバーでミネラル分が十分摂取できます。
まとめ
市販のおやつの中には、脂質や糖分が多く含まれているものが目立ちます。
ダイエットや健康のためにも素朴なおやつを手作りしてみませんか?
手に入る材料を使って、食べても罪悪感がないヘルシーなおやつで、ティータイムを楽しみましょう。
https://jobikai.com/recipe-1316