だんだんと日差しが強い日も増えてきて、夏本番までもうすぐですね。今までは気にならなかった体型も薄着の季節になると気になり出すもの…。ダイエットを始めなきゃという方に最新ダイエット法をご紹介!今話題の「MCTオイル」の簡単な使い方と、糖質制限ダイエットの組み合わせで効率的に痩せられる方法をご紹介いたします。
今話題のMCTオイルってどんなもの…?
MCTオイルってなあに?
「MCTオイル」のMCTとは中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglycerides)のことで、主にココナッ ツやパームやしなど、ヤシ科の種子の核部分に含まれている天然成分です。
この中鎖脂肪酸100%でできているオイルが、「MCTオイル」になります。
脂肪酸には、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸とありますが、私たちが通常よく摂取しているサラダ油やオリーブオイルは、長鎖脂肪酸に分類されます。
少し前にブームになったココナッツオイルにも中鎖脂肪酸は含まれていますが、その割合は60%ほどで、残りの40%は長鎖脂肪酸になります。
ココナッツオイルよりも、MCTオイルの方が効率的に中性脂肪を摂取できるということですね。
中鎖脂肪酸と長鎖脂肪酸のちがいって?
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べて、水とのなじみがよく、体内での消化吸収性がとっても速いのです。
そのため、皮下脂肪や体内脂肪として体内に蓄積されることもないまま、そのままエネルギーとして使われるため、長鎖脂肪酸に比べて太りにくいとされています♪
また、MCTオイルは 昔から、栄養不足の高齢者などの栄養補給として、病院などでも使われています。
MCTオイル摂取と糖質制限で効率的に痩せる♪
MCTオイルとは何かがわかったところで、次はどういう仕組みでダイエットに効果があるのかを見ていきましょう。
MCTオイルのもうひとつの効果とは先述したとおり、MCTオイルはエネルギーになりやすいため、脂肪として体に蓄積されにくいことに加えて、もうひとつ大きな特徴があります。
それはMCTオイルには、体脂肪を効率よく燃焼させる、ケトン体を効率よく作りだす効果があるのです。
普段私たちの体は、糖質をエネルギーとして使っていますが、この糖質が不足すると、体はエネルギーを脂肪から作り出そうとします。
その時に肝臓で作られるものがケトン体なのですが、MCTオイルを摂取することで、体をケトン体の多い状態(ケトーシス)になりやすくなります。
さらに、 その効果によってお腹が空きにくくもなると言われています。
さらに糖質制限で効率よく効果を発揮しよう
MCTオイルの摂取に加えて、糖質制限をすることで、さらに効率よく体を脂肪を燃焼しやすいケトーシス状態にすることができます。
糖質の多い食材には、主食(ご飯、パン、麺類)、いも類、かぼちゃ、フルーツ、春雨、アルコー ル(ビール、日本酒)、調味料(砂糖、みりん、ソース、ケチャップなど)などがあります。
これ らは、できるだけ控えるようにしましょう。
もちろん砂糖をたくさん含むお菓子やケーキ、ジュースなどはこの際やめましょう。
そして1日の糖質の摂取量は、50~80gを目標に減らしてみましょう。
例えばおにぎり1個の糖質は約40g、バナナ1本では約28gになりますので、参考にしてみてくださいね。
主食はどうしても食べたい!という人は、量を少なめにして、玄米や雑穀米、全粒 粉パンやふすまパン、そばなどなるべく糖質が少ないものを選ぶようにしてください。
そして逆に、たんぱく質を多く含む肉、魚、卵、大豆製品や、野菜、きのこなどはしっかりと摂るようにしましょう。
MCTオイルはどうやって使う?
MCTオイルは熱すると煙が出やすい性質を持っているため、加熱するより、生で摂る方が向いています。
どうやって使ったらいいかというと、とっても簡単!
1日大さじ1〜2杯程度をドレッシ ング代わりにサラダにかけたり、コーヒーや紅茶、味噌汁やスープやスムージーなどに加えて摂るだけです。
味や香りにクセのないオイルなので、味を変えることなくどんなものにも合います。
取りすぎると、下痢になったりしますので、1日に少量ずつ摂るのが、うまくいくコツです。
お腹が空きにくく、効率的に脂肪を燃やしてくれるMCTオイルダイエット、いかがでしたか?
ただし過度なMCTオイルの摂取や極端な糖質制限は、逆効果で体に不調をきたしますので、気をつけて健康的な無理のないダイエットを心がけましょう。
<ライター情報>
工藤あやこ
職業:料理人
資格・経歴
・栄養士・管理栄養士免許 ・家庭科教員免許2種 病院で約7年間管理栄養士として勤務
カナダのビーガンレストランにて勤務 イギリスの日本食レストランにて現在勤務中
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