マインドフルネスのやり方
マインドフルネスのやり方。その一番簡単な方法は、「自分は今何考えてるんだろう?」と問いかける事。そして、考えていた事を思い浮かべたら、「そんな事考えてたんだ。へー。」と受け流す事。ただそれだけです。
受け流してみて、他にも何かありそうであれば、「他には?」と問いかけ「へー」と受け流しましょう。大切なのは、考える事ではなく、自分が考えている事や気にしている事を、「ただ知る」事で、深く考えてはいけません。
例えば「どうやったら痩せるかな?」という事を考えていると思ったら、「痩せるためには運動しなきゃ」なんて考えないで、あくまでも「へー。痩せたいんだな。次!」と受け流す事がマインドフルネスの基本です。
マインドフルネスについて色々な考え方がありますが、その原則は自分を見つめる「瞑想」と同じ。
自分を見つめるというと哲学的に、深く考える必要がありそうですが、実際はその真逆で何も深く考えず、ただ見つめるだけという事が重要なポイントです。
マインドフルネスのリラックス効果
なぜこんな事でリラックス効果を得る事ができるのかというと、それには脳の働き方が影響しています。
「脳が一番リラックスしている時は?」と質問されたら、おそらく「何も考えてない時」という答えを言いたくなると思いますが、人間の脳は何も考えずにリラックスしているように見えても実際には6~8割程度は活動していて、自然と色々な事を考えてしまっています。
そのため、何も考えていないように見えても脳は常に活動を続けており、それが脳を疲れさせている状態。特に忙しい人の場合はこの傾向が強く、やる事が無くなっても頭の中では色々と考え続けているため、ストレスから解放される事が無くなってしまうのです。
無意識に考えている事を知るだけでリラックスできる
この無意識に考えてしまう「雑念」を、そのまま受け入れて受け流し、解消する事ができるのが、先ほど紹介したマインドフルネスの方法。
無意識にずっと考えている事を、「へー」と受け流す事で強制的に中断してしまう事で、脳がしっかりと休めるようになるのです。
脳をリラックスさせると健康や美容にも好影響
健康や美容のトラブルを調べると、殆どの場合で「ストレス」が原因の一つに挙がってきます。脳が感じているストレスは、いってみれば体を蝕む強い毒のようなものです。
マインドフルネスで脳を休ませる事ができるようになると、ストレスを排除していけるようになるため、健康面や美容面の広い範囲で良い影響があります。
特に、睡眠が浅くなりがちな人の場合はストレスが強い影響となっている事が多いので、深い睡眠を取れるようになり、成長ホルモンの分泌が促進。肌の美しさや、痩せやすい体質作りに大きく影響するかもしれません。
マインドフルネスをよりやりやすくする方法
マインドフルネスはとても簡単に取り入れられるリラックス方法ですが、最初の頃はもう少し「やり方」が決まっていた方がとりかかりやすい場合もあるかもしれません。
そんな時にオススメの方法を紹介します。
深い呼吸に意識をむける
マインドフルネスのやり方を調べると、殆どの場合で出てくる「呼吸」の仕方。
基本的には、鼻からゆっくりと、お腹を膨らませるようにすって、口からゆっくりと吐いていくようにします。
呼吸の方法それ自体にリラックス効果があり、また呼吸を意識する事で雑念が浮かびにくくなるため、マインドフルネスを簡単にするために向いています。
からだの感覚を意識する
マインドフルネスは、考えている事が少ない程リラックス効果も得やすくなります。つまり、考えている事を絞り込んでしまえばよりやりやすくなるのです。
その一つの方法が、5感に意識を集中してみるという事です。今聞いている音や、体が触れているもの、香りといった感覚に意識を向ける事で、自分が考えている事を絞り込んで雑念を減らしやすく、リラックスしやすくなります。
目を閉じる
恐らく、ここまで書く前に目を閉じてやる事を想像していた人が多いと思いますが、人は外界からの情報の大半を視覚から得ているので、目を閉じて情報量を減らす事は、雑念を減らすために重要です。
お風呂に入りながらやってみる
お風呂はそれ自体が副交感神経を刺激し、リラックスできる空間。
ぬるま湯にのんびりつかりながらマインドフルネスを取り入れる事で、気持ちに余裕を作ってリラックス効果を得やすくなります。
マインドフルネスアプリを使ってみる
マインドフルネスをやりやすくするためのアプリも数多くありますので、利用してみるのも手でしょう。
有名なハリウッドスターなども、アプリを使いながらマインドフルネスを取り入れている人が増えていると言われています。
思い出した時にでも、何となくやってみて!
マインドフルネスは難しく考えるものではなく、気軽に取り入れられるリラックス方法の一つ。
やろう! と意気込むのではなく、思い出した時にでも自分に問いかけをしてみるだけで良いので、何となくから始めてみて下さい。