睡眠環境が全然違う
一つ目の理由は、睡眠環境。特に、就寝間際の電気の使用や、目に入る光の量は今と昔は全く違いますよね。
睡眠はどれだけ深く眠れるかによって成長ホルモンの分泌量が変化しますが、睡眠を浅くしてしまう大きな原因の一つが寝る直前の明るさ。特に、スマートフォンなど画面が光るものを寝る間際に見ていると、強い光によって脳が覚醒するため睡眠が浅くなります。
睡眠が浅い=成長ホルモンの分泌が少なければ肌もちゃんと育たない状態になるので、その分はしっかりスキンケアしないと同じような肌質は作れません。
食事の栄養が全然違う
昔の人参と今の人参を比べると、その栄養価はなんと5分の1というような研究もあるほど、そもそも食材の栄養価が落ちています。
食事で摂取する栄養は人の体を作る源。同じ食事量をとっていても、充分な栄養が取れていないのであればその分を他のケアで補うしかありません。
逆に、昔よりも糖質や脂質などの摂取量は増えているので、昔の人と同じような活動をしていても太りやすい環境という状態になっている事も事実。
昔と同じような質素な食事を摂れば栄養が少なくなり、同じ程度の栄養を取ろうとすると糖質などが過剰になりやすい。そういう意味では、サプリメントを上手に活用する事がとても利口だという事が分かります。
また、食事で添加物などの摂取が増えている事も問題の一つ。
レトルト食品などに利用されている防腐剤などの添加物は、もちろん必要だから使われていて、安全性も充分に検査されているものである事は確かですが、それでも肝臓などの負担を強めている事も事実。
内臓に負担がかかれば、それだけ健康や美容にも影響が及ぶので、しっかりとケアをして体内環境を整えるための努力が必要になります。
男女問わずストレスがかかりやすい社会
よくストレス社会と言われますが、精神的でも肉体的でも、ストレスがかかると人の体はストレスを克服するために分泌されるホルモンのバランスが変わり、例えば男性ホルモンが増えて皮脂の分泌量が増加するなどの変化が発生します。
現代がストレス社会と言われる大きな理由は、コミュニケーションツールの発達から四六時中色々な人と繋がるようになった事や、一人ひとりが考えなければいけない情報量が増えてきた事などが大きいのですが、更に女性の場合は「女性の社会進出」によって労働をせざるを得ない状況になってきているため、これも大きなストレスになっています。
これは日本に限った話ではなく、イギリスなどでも予想平均寿命で男性と女性の差が縮まっていて、より女性にもストレスがかかりやすくなってきたという事が挙げられます。
ストレスというと「昔の方が大変でストレスがあった」という意見もありますが、四六時中「誰か」からのストレスを受けやすいという点で、現代のストレスの方がたちの悪いものが多いというのは事実でしょう。
日常の運動環境が違う
昔の人は良く動いていた。とだけいうと語弊がありますが、現代は日常の中で動く量が極端に減っています。
それは技術の発展によるものが多く、例えば昔なら洗濯だって手動、火だって簡単におこしていた訳では無いものを、現代では全て家電製品が簡単に行ってくれます。
だったらその分運動すればいいじゃないかという意見もありますが、こうした時間が減少した分、他のやる事が増えているので単純に不足分の運動を行うというのは中々難しいのではないでしょうか。
深い睡眠が成長ホルモンの分泌を促進させると紹介しましたが、適度に体を動かす事も成長ホルモンの分泌や、全身の血流促進に必要不可欠。
頑張って運動をしないまでも、座りっぱなしにしないように適度に立ち歩いたり、少しだけでもウォーキングをするなど体を動かす習慣を身に着けられるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
社会、時代が変われば、必要になるものも変わるもの。昔は何もしなくて大丈夫だったとしても、現代ではちゃんとケアをしないと実際の所、健康で美しい状態を保つ事は難しいのです。
もちろん、世の中には本当に何もしないで美を保っている事が出来る人もいるとは思います。しかし、それが万人にとって通用する話ではなく、殆どの人はちゃんとしたセルフケアを行わなければ、健康的な状態でいる事は難しいでしょう。
時代や環境の変化に合わせて、しっかりとしたケアを行いましょう。