年々多様化しているヘアケアアイテム。その中でもシャンプーの他に、コンディショナーとトリートメントの違いって、何となく使っているけれど、具体的にはよく知らない…という女子も多いのではないでしょうか。今回は常日頃疑問だった「コンディショナー」と「トリートメント」の違い、そしてイマイチわかりづらいコンディショナーの正しい使用方法について簡単にまとめてみました。ヘアケアの疑問がここで少しでも解消できれば幸いです。是非一度ご覧下さい。
1.コンディショナーは「髪を保護する」
コンディショナーの主な目的は「髪の水分の蒸発を抑える」事です。
シャンプーで汚れや不要な皮脂を取り除いただけでは、髪の水分や栄養はどんどん抜けていってしまいます。
そこで、シャンプーやトリートメントの後にコンディショナーを使用する事によって、成分が髪表面を覆い、髪を保護してくれます。
また、コンディショナーは帯電も防ぎます。
静電気を起こさせて髪を痛ませる事がないので、ツヤツヤ、サラサラを維持する事ができるのです。
2.トリートメントは「髪に栄養を与える」
トリートメントの目的は、「髪に栄養と水分を補う」事。
コンディショナーはあくまで髪のバリア機能を高める事が目的ですが、トリートメントは髪そのものに栄養・水分・油分を与え、髪を美しく保ちます。
髪に与える栄養は無限大。
トリートメントの価格がピンキリなのも、この目的が原因。髪に必要な成分をフルカバーした商品と、最低限の成分のみでは絶対的にコスパが違います。
自分がどんな髪質なのか、今のヘアスタイルに必要な成分は何なのかを見極める必要があり、素人目には選ぶのがかなり難しいとも言えますね。
さて、ここまでで「アレ?」と思った方も多いのではないでしょうか。
現在のヘアケア商品のラインナップは大抵「シャンプー・コンディショナー・トリートメント」の順番で紹介されていますね。
そのためか、このままの順番で使用している女子がとても多いようです。
1と2に目を通していただければ、コンディショナーとトリートメントの順番は逆。
正確には「シャンプー(洗う)・トリートメント(栄養を与える)・コンディショナー(髪にバリア機能を付与する)」です。
これを前提に、次の「正しい使い方」に移りましょう。
コンディショナーに「時間おき」は不要。手早く済ませるのがコツ
それでは、コンディショナーの使い方をご説明していきます。
①シャンプー・トリートメント後、髪の水気を切り、適量を手に取って髪に馴染ませる
「適量」がポイントです。だいたい500円玉程度の大きさまで手に取ると5g。セミロングでだいたい5~8gが適量とされています。
コンディショナーの機能から考えても、大量に使えば効果が高まるというのものではありません。適量を維持しましょう。
②そのまま放置する場合は1分程度で十分
トリートメントは3分以上放置しておくと髪に栄養が浸透しやすいので有効ですが、コンディショナーは1分程度で十分に髪の保護は完了します。
また、頭皮にもいいのではとつけてしまう方もいるようですが、バリア機能は頭皮には全く意味がありません。
逆にすすぎ残しがあるとかゆみや湿疹の原因になりますので十分ご注意を。
③とにかくしっかり洗い流す
最も髪や頭皮に良くないのが洗い残しがある事。
薄毛や脱毛の原因になってしまうほど、悪影響です。
どのヘアケア商品にも言えることですが、洗い流し不要のアイテムでない限りは、「これでもか」というほどしっかり洗い流しましょう。
基準としては、シャンプーをしている時間やトリートメントの放置時間の倍以上の時間をかけるのがいいとされています。
シャワーを十分に髪にかけ、余計な成分を髪や頭皮に残さない事が大切です。
メーカーによって成分も使い方も違うので。細かくチェックしてくださいね。
上記に挙げた使用方法は、あくまでも一般的な使い方です。
メーカーによってはトリートメントとコンディショナーの順番が逆になっている物も多くあります。
成分や使い心地、香りなど、千差万別の種類があるからこそ、よく吟味して自分の髪に合ったヘアケアアイテムを選びましょう。
ちなみに「ライン使いがいい」と言われているのは、一つのメーカーに絞ればヘアケアに欠点ができない事と香りの維持がしやすい事が主な要因です。
ホームページや雑誌など、十分に情報を取り入れて、是非自分にピッタリなメーカーを探してみて下さいね。
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