クマ(青くま)が出来る原因
寝不足や疲労によって突発的に出来るクマは、主に血行不良による青クマ。
目の下の皮膚は非常に薄く、0.6㎜程度しかないためその下にある毛細血管が見えやすいため、寝不足や疲れなどで血行が悪くなると色が暗く見え、逆に血行が良いと色が明るく健康的にみえるという特徴があります。
つまり、寝不足や疲労にできる青クマは、目の下の毛細血管を広げて血行を良くすれば、すぐに解消する事が出来ます。
血行促進に便利な蒸しタオルや温めたスプーン
ではどうやって目の下を温めるか。お風呂に入るなど体を温める事が出来れば良いのですが、忙しい朝はなかなかそんな時間も無いですし、体が温まるまでずっとお湯を顔に当て続けるのももったいないし大変ですよね。
そこでオススメな方法が、蒸しタオルやスプーンを利用した方法です。
温かい蒸しタオルや、お湯で温めたスプーンをクマの部分にあてて、目の下の血行を集中的に促進。
温めるだけでは熱を放射しようとして毛穴が開きやすくなったり乾燥しやすくなるため、冷たい濡れタオルや冷たいスプーンも用意してケアすると肌のコンディションを整えるために便利です!
温冷タオルを使ったケア方法
始めに、清潔なタオルを二枚用意して、両方とも水に浸してからよく絞ります。
次に、その内一枚を電子レンジで30秒程度加熱し、温かい蒸しタオルを用意します。蒸しタオルは熱すぎにならない程度に、少しずつ加熱しながら温度を調整して下さい。
蒸しタオルが出来たら、タオルを細く折りたたんで、目の周囲全体にあたるように置きます。
タオルが落ちないように横になりながら行うと良いでしょう。
そのまま温かいタオルで目の周囲を温め、30秒程度置いたら取り外します。
最後にぬらして絞っただけの冷たいタオルを10秒ほど目に当てて、火照った肌を冷却すれば完了です。
血行が促進されてクマが解消されていると思いますが、もしまだクマが気になるようであれば再度温かいタオルをあてて、その後で冷たいタオルで冷却というケアを何度か繰り返してみましょう。
温冷スプーンを利用したクマのケア
基本的にはタオルでのケアと一緒の方法で、スプーンを使ったケア方法もお手軽です。
方法としてはまず、スプーン二本用意し、その内一本ををお湯に30秒程度付けて、触れても熱すぎない程度に温めます。
温かいスプーンが用意出来たら、クマが気になる場所にスプーンの底が当たるように押し当てます。
その状態で20秒程度温め、その後温めていない冷たいスプーンで冷却を行います。
タオルの時と同じように、一度でクマが解消していなければ何度か繰り返すと良いでしょう。
温冷は繰り返さなくてもOK
クマの解消に蒸しタオルなどを利用した方法の紹介では、よく温冷を繰り返すように指示されていますが、基本的には温めて毛細血管を拡張し、冷たいもので火照りをとればいいので、一回でクマが消えれば何度も繰り返す必要はありません。
温めて冷却という事を何度も繰り返すものとしては、温かいお風呂と水風呂に交互にはいる温冷交代浴というものがありますが、これは全身を温めたり冷やしたりする事で交感神経(温まると優位になる興奮作用のある神経)と副交感神経(冷やされると優位になるリラックス作用のある神経)を交互に刺激する事で、神経の働きを鍛えて健康的な体にしていこうというもの。
目のクマを解消する際、温冷交互にあてるというのはこの温冷浴が元になっていると考えられますが、目の下だけで交互に行っても神経を鍛えるというような効果はありませんので、特になんども繰り返す必要はないでしょう。
ただ、一回のケアで解消されない場合は様子を見ながら何度か繰り返していく必要があるので、繰り返す回数に縛られず、目の下のクマの状態を確認しながら納得できる所で止めてしまえば大丈夫です。
クマの解消だけではなく目のむくみ解消やシミケアにも
目の周囲を温めると目のむくみが解消されるので、目が大きく開きやすくなるという美容効果もありますよ!
また、シミなどが気になる部分でこの集中温めケアを継続すると、血行促進によってその部分の肌の代謝が向上すうため、早く解消する事も可能です。
朝お風呂に入るのは難しくても、蒸しタオルや温かいスプーン程度ならすぐに用意が可能ですので、クマが気になる時は是非試してみてくださいね。