ボトックス注射で表情が変になる
ボトックス注射は、簡単に言えば「弱い毒で筋肉を麻痺させる」事で、表情筋のこわばりを解消して表情ジワを解消するというもの。
適切に打てば表情ジワの解消に対して非常に強い味方となりますが、一方では表情筋の働きを弱めるため、表情が乏しくなってしまうといったリスクがあります。
注射する分量や注射箇所が適切であればこういったトラブルは殆ど起こりませんが、表情ジワが深いために多めにボトックスを注射したり、注射する箇所を間違えたりすると、表情が固まっておかしな状態になってしまうのです。
そもそも、ボトックス注射はシワになるほどその人がよく使っている表情筋を弱めるため、いつもと同じ表情には基本的にならなくなりますが、これをどの程度の範囲で抑えるかは医師の経験や腕に左右されるため、信頼できる医師を見つける事が重要です。
注射しても効果を感じない
ボトックス注射と一口にいっても、利用されるボトックスの薬剤にはドイツ製や韓国製など様々なものがあります。
どれも一定の効果が認められている事は確かなのですが、どうしてもその品質にはばらつきがあるようで、少量でも十分に効果を感じるものもあれば沢山注射してもあまり効果を感じられないものもあるようです。
また、ボトックス注射の継続期間は半年程度と言われますが、この期間もボトックスの品質によって大きく変わります。
注射するボトックスの種類によって金額も高くなったり安くなったりしますが、効果の弱い注射ではお金をかける意味が無くなってしまいますので、口コミなどを参考にどのボトックス注射が効果的か比較してみると良いでしょう。
また、ボトックス注射の効果を感じない場合には、体がボトックスに慣れて効果が薄くなってしまうというケースもあります。
前述の通りボトックス注射の効果は大体半年程度からとされていますが、効果が無くなったら再度注射という事を繰り返すと、ボトックスに体が慣れて効果が薄れている場合があるのです。
注射の効果が薄れてきたと感じたら、一旦ボトックスをお休みして体をリセットしましょう。
ボトックス注射した周囲の肌が乾燥しやすくなる
ボトックス注射の隠れたリスクともいえるものが、肌の乾燥です。
そもそも、ボトックス注射は表情じわの解消だけではなく、ワキガや多汗症の治療としても用いられるもの。注射をする事で汗腺や皮脂腺などの働きも弱めるため、注射を行った箇所は水分量や油分量が低下しやすく、乾燥しやすくなります。
肌が乾燥していると肌のバリア機能が低下してトラブルが起こりやすくなるため、注射後はいつもよりもしっかりと保湿ケアを行うように心がけましょう。