①カラーリング前:アッシュ系カラーを入れていたがほぼ抜けて黄色味が出ている
②カラーリング直後 6/29:ベージュ感のある寒色カラーを入れた
③1ヶ月後 7/26:アッシュ感が残り毛先が部分的に明るくなっているものの黄味は出ていない
これらは、アッシュ系の寒色カラーで染めたヘアカラー、毛染め前後と1ヶ月後の画像です。
ヘアカラー施術による青やグレーなどのいわゆるアッシュ系カラーは特に色落ちが早く、一週間もしないうちに変色し、1ヶ月もするとほとんど色が抜けてしまい、ブリーチした髪の黄味やオレンジなどの色味が残って赤光りしがちです。
それなのに、上記の写真では本来褪色(色褪せ)しやすいアッシュ系カラーが1ヶ月も綺麗に維持できています。
さて、このようにある程度褪色を遅らせ、美しい髪色を次に美容院へ行く日まで持続させるにはどうしたらいいのか。その方法を褪色(色落ち、色褪せ)の原因とともにご紹介します。
寒色系のヘアカラーが褪色(色落ち)しやすい理由
そもそもヘアカラーは全般的に、シャンプーなどで流れ出てしまう
寒色系のカラーに限らず、ほとんどのヘアカラー剤は髪の毛のキューティクルの内側の組織に染み込ませるようにして染め、髪の毛の一番外側にあるキューティクルで蓋をすることで色を定着させています。
そのため、シャンプーなどで髪を濡らした際にキューティクルが開くとカラーを閉じ込めていたフタが開いて、水にカラーが溶け出てしまうため、ヘアカラー全般はシャンプーのたびに少しずつ褪色して行きます。
ヘアカラーに使う青い色素は分子が細かいため、特に流出しやすい
ヘアカラーを施す際には、様々な薬品とともに染める色に合わせて色素を調合し色を作って行きます。カラー剤に使われる色素はそれぞれ皆同じ成分ではなく、色の性質によってバラバラ。そのため分子の大きさも違います。
カラー剤の色素の中でもひときわ分子が小さいのが青色などのいわゆる寒色系です。そのため、そもそもヘアカラー色素はシャンプーなどのたびに少しずつ抜け出て行きますが、分子が小さい分細かな隙間から出て行きやすく、他の色素よりも早く髪から抜け出てしまいやすいのです。
髪のダメージによって染色した色を保持できなくなる
前述の通り、髪の内側の組織にカラーが浸透し、キューティクルが閉じていることによってカラーは守られていますので、シャンプーに限らず、キューティクルをはじめとした髪の組織が傷んだり、キューティクルが開いてしまうことによって色が抜けて行きます。
傷みの原因の多くは、間違ったシャンプー、髪の洗いすぎ、紫外線ダメージ、間違ったヘアブローなどです。つまり、日々のヘアケアの仕方などによっては防げる部分も大きいのです。
ヘアカラーの美しい色を維持するために必要なこと
ヘアカラーの持続性は一定ではなく、完全に褪色を防ぐことは難しくても、扱い方によって長持ちさせることもできます。
褪色しにくいカラーリング技術・またはカラー剤を使う
カラー剤の進化は日進月歩で、年々開発技術の進歩により褪色しにくいヘアカラーが開発されています。ヘアサロンなどでも、最新の落ちにくいカラー剤やトリートメント技術などによって、より色持ちの良いヘアカラーを実現しています。
適切なヘアケア法で褪色を遅らせる
やはりシャンプーやヘアダメージによって色は抜けていくので、シャンプーの回数は多くても一日1回程度にしておき、さらにダメージにならないようにしっかりとブローやオイルなどによる保湿をすることで色落ちがある程度防ぐことができます。カラーケア用シャンプーなどの活用も重要です。
また、紫外線や乾燥などの刺激から髪を守ることも有効です。
抜けた色を補う
どんなに色落ちを防いでも、完全に防ぐことは難しいため、抜けた分の色を補うことも色持ちを良くする方法です。
例えば、自宅のお風呂などで使える染色剤などを活用することで、サロンで入れた色とは完全に同じにはなりませんが、抜けた分の色素を補充することができます。
とても簡単なケアで美色を維持できる「THROW」とは
「THROW」は、カラーリストが開発した、美しいアッシュカラーと色持ちにこだわったヘアカラーブランド。ヘアカラーと簡単カラーケアをトータルで実現した新しい発想のケアです。
軽やかで透明感のある「外人風」アッシュカラー
日本人は元々赤みの強い色素を持っているため、染色前に脱色をしても赤みが残りやすく、それを打ち消そうとするとどこか透明感にかける独特の色になりがち。THROWのヘアカラーは徹底的に染色後の赤みを排除し、残りやすい黄みを打ち消すクリアカラーで、透けるように軽やかな髪色に染め上げます。元々黄色みの色素が少ない白人の髪のような「外人風」カラーに仕上がるのが最大の特徴です。
サロンケア&ホームケアで叶える 抜群のカラー維持力
THROWを使えば、サロンでカラーリングをした後、自宅で通常通りのヘアケアをするだけで、褪色しにくい、綺麗な髪色が維持できます。
1.サロンでTHROWのカラーリング剤でヘアカラーしてもらう
2.ホームケア用のシャンプー&トリートメントでいつも通りにケア
3.週に1〜2回だけ、染色シャンプーを使用
”→これだけで1ヶ月後の美容院でも綺麗な髪色が続く!”
しっとりトゥルンな指通りに
カラーケア後は髪が傷みやすい、きしきしと突っ張るような指通りになる、というイメージを覆す、滑らかで弾力のある指通りに仕上がるのもTHROWの魅力。ホームケア用シャンプー&トリートメントは色持ちを良くするだけでなく、贅沢な潤い・やわらかさをプラスして髪をいたわります。
THROWカラーの魅力
独自開発したTHROWの美しいアッシュカラーのしくみ
「シアーブルー染料」と「シアーブラウン染料」を掛け合わせたベースカラーを採用。淡い色をヴェールのように何層も重ねることで、クリアな寒色の美しさを引き立てています。
また、染料が髪に浸透しやすいよう髪の表面に膜を張る油分を通常のカラー剤よりも少ない設計のため、髪の内部までしっかりと寒色を染めこむことによってクリアな髪色を実現しています。
(画像提供元:THROWブランドサイト http://throw-web.com/ )
「染料補給」・「流出抑制&ダメージ補修」で褪色抑制を追求したホームケア
「スロウ シャンプー モイスト」(サロン専売品)と「スロウ トリートメント モイスト」(サロン専売品)はヘアカラーの褪色抑制を追求した「イオン コンプレックス プロテクション処方」により、髪一本一本を潤いのベールで守り、染料の流出を抑えます。さらにリペアモイスチャー成分により髪の保湿力を高め、カラーケア剤特有のキシキシ感を抑えた柔らかな指通りを実現しています。
(画像提供元:THROWブランドサイト http://throw-web.com/ )
また、「スロウ カラーシャンプー アッシュ」(サロン専売品)は、THROWカラーのベースである「シアーブルー染料」(HC青2、塩素生青99)を配合することで、抜けやすかった寒色を補い、透明感ある軽やかなアッシュ系カラーを復活させます。
THROWヘアカラー&ホームケアをやってみたら、本当に綺麗な髪色が維持できた!
実際にTHROWの染料でサロンでのヘアカラーをし、1ヶ月間ホームケア用品(シャンプー&トリートメント、3日に1日はシャンプーをカラーシャンプーに置き換え)を使用して褪色ケアを行いました。
ヘアカラー後一ヶ月経過しても、毛先などは部分的に褪色し明るくなっている箇所があるものの、全体的にミルキーなグレーっぽい寒色系の色味がしっかり感じられます。それどころか、より透明感ある”外人風”な髪色になったような。
髪にツヤも出て、傷みやすいはずのパーマの毛先も綺麗にまとまっています。
その他、褪色を防ぐためのワンポイントアドバイス
サロンヘアカラーとホームケアでクリアなアッシュカラーを長期間楽しめるTHROWですが、ヘアカラーの褪色を防ぐためにこれらのことを気をつけておくことでより綺麗に維持することができます。
ぜひ参考にしてください。
・シャンプーするときは髪をこするのではなく、地肌をマッサージするように洗う。
(髪をこすることでキューティクルが傷つき色素が漏れ出しやすくなる)
・紫外線や湿気、乾燥などから髪を守る
・シャンプー後はしっかりタオルドライし、ドライヤーで根元から毛先に向かって乾かし、完全に乾かす(生乾きのままだと色落ちしやすい状態に)
・シャンプーは多くても一日1回にし褪色の機会を減らす
さいごに
今回THROWのカラーリングと、シャンプー、トリートメントのホームケアを1ヶ月体験してみて、とても魅力を感じました。
カラーリングについては、色合いが絶妙で、極端に明るい髪色にしたわけではないのですが、それでも透けるように軽やかで肌になじむような優しいニュアンスがあります。
外人風のカラーを謳い文句にしているだけあって、実際に「外人っぽい綺麗な色だね」と友人何人かに言われました。
ホームケアのシャンプー&トリートメントについては、個人的にリピートしたいくらい気に入りました。シャンプー中も髪が保湿剤でコーティングされているようなプルプルの指通りで、洗い上がりもしっとり感が持続し、ブロー中も絡みにくくとてもカラーケアシャンプーとは思えないほど使い心地が良かったです。
トリートメントも同様に保湿効果が高かったのですが、こちらはボタニカルな香りが特徴的で、はじめにオレンジなどの爽やかな香りがきたかと思えば、流した後にはゼラニウムやラベンダーの落ち着いた香りがほんのり残り、寝る前にも、朝にも気持ちよく使用できます。
サロン専売品とのことですが、コスメ専門店などでも取り扱っているところがあるようですので、ぜひみなさんもチェックしてみてくださいね。