世界90カ国以上の美女が集結するミス・ユニバース世界大会
世界3大ミスコンテストの一つに数えられるミス・ユニバースは、毎年世界各国で予選を勝ち抜いた各国代表の美女たちが一堂に会し、世界一の美を競い合います。
この世界大会では、今回開催地のタイ・バンコクに到着した時点から審査が開始され、20日間 、9 0カ国以上の美女と共に生活する中での一つ一つの行動が審査されます。
世界大会の最終予選は世界大会のオープニングで発表され、16人に絞られます。この16名の中から世界大会の舞台上で水着やスピーチのパフォーマンスにより審査を行い、世界一が決定されるという、超難関のまさにTOP of the TOP決定戦なのです。
2018日本代表は加藤遊海(かとうゆうみ)さん
ミス・ユニバース世界大会の予選となる、ミス・ユニバース・ジャパンで見事日本代表に選出されたのは、加藤遊海さん(22)。
愛知県で生まれ、マレーシアで育った国際的な美女。英語、日本語、マレーシア語、中国語の4ヶ国語を操る言語能力と、172センチという身長を生かし、日本とマレーシアを股にかけて、女優やタレント、モデルなどでも活躍しています。
今後のワールドワイドな活躍が期待されます。
世界大会のステージで披露する「ナショナルコスチューム」を公開
世界の大舞台に向け日本一の美女が世界一の美女の称号を勝ち取れるよう、期待を込めて行われた壮行会が、11月20日に行われました。こちらでは、世界大会の舞台で恒例となっているナショナルコスチュームを披露。
例年、着物や忍者などの古風なコスチュームが多い中、なんと今回は、漫画やアニメで世界的に人気のセーラームーンのコスチュームに変身!
”くノ一”のコスチュームから
セーラームーンに変身!
衣装は細部まで再現度の高さにこだわる徹底ぶり。
ナショナル・ディレクターの美馬寛子さん(上の写真左)によると、「漫画から出てきたようなスタイルと親しみやすいキャラクターがセーラームーンにぴったり」ということで、この衣装を選んだのだとか。美馬さん自身の、もし自分がミス・ユニバースを育てる立場になったら、クールジャパンの象徴であるコスプレやアニメ文化を取り入れたいという、かねてからの思いが実現したとのこと。
ちなみに、アニメの中でもセーラームーンがいいと提案したのは、ミス・ユニバースオフィシャルメイク担当で、このイベントにゲストで登場した、メイクアップアーティストの西村宏堂さん(上の写真右)なのだそう。
「月に代わってお仕置きよ」
の決め台詞とともにポーズを決める遊海さんは、まさに漫画から飛び出したようなポップな可愛らしさと戦うヒロインのような格好良さがありました。
メイクのポイントは、ピンクのチークとリップ
メイクを担当した宏堂さんによると、通常、ミスコンテストのメイクでほっぺの高いところにピンクのチークはつけないが、今回はキャラクターのポップなイメージを考え、ほおの高いところに丸くピンクのチークを入れ、リップもピンクにして可愛らしさを出したそう。さらに、漫画のようなキラキラぱっちりした目になるように、つけまつげはかなり長く大きなもので印象的にしたとのことです。
ミス・ユニバースの世界大会の荷物はスーツケース8個分!?
壮行会イベント中に行われた、美馬さん(ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター)、宏堂さん(ミス・ユニバース オフィシャルメイク担当)、阿部桃子さん(2017ミス・ユニバース日本代表)の豪華ゲスト3名のトークセッションでは、司会進行役の神山まりあさん(2011ミス・ユニバース・ジャパングランプリ)もまじり過去の大会の思い出エピソードで盛り上がりました。
ステージでの早着替えは恒例の演出。さらに大会での衣装チェンジなどもあり、当日どの衣装で臨むかは用意した候補の中から直前になって決めるため、また20日間の審査中の生活で着用する衣装などもあり、持っていく衣装の数は膨大なのだとか。ミス・ユニバース日本代表の面々はそれぞれ、5〜9個のスーツケースを開催地に持ち込んで大会に挑んだ、など、驚きのエピソードを明かしました。
ちなみに、2017年代表の阿部さんも世界大会では宏堂さんにメイクしていただいたそうです。
愛されキャラクターの遊海さんへのエール
イベントの最後には、登場したそれぞれの方から、9日後に世界大会を控えた遊海さんに向け応援のメッセージが送られました。
メイクアップアーティスト宏堂さん
「遊海ちゃんの気配りとか面倒見のいいところとか、本人の良さを、ろうそくの火のように心に灯して、大きくしていって自信を持って輝かせてください」
司会、神山さん
「人生の中で90カ国の美女と一度に会う機会はないので各国の美を吸収してきてほしい」
ナショナル・ディレクター美馬さん
「各国の代表たちはみな強くアピールする中負けないように、自信を持って、自分らしく、可愛らしいキャラクターを活かして頑張ってほしい。」
2017年代表阿部さん
「ナショナル・ディレクターがミス・ユニバースの代表経験者の時にグランプリをとった例が過去にも何度かありますので、今年度から元日本代表である美馬さんがナショナル・ディレクターを務めることでその期待も高まります。」
日本代表の遊海さんから意気込みの表明
最後に遊海さんから、関係各所への感謝の言葉と、大会に向け意気込みの表明があり、
「幼い時にマレーシアのジャングルで育った私がここに立てているのは奇跡。人生初の大舞台に立てることは楽しみでもありながら、不安もある。自分らしく精一杯頑張りたい。」と語りました。
66年に渡るミス・ユニバースで、日本人のミス・ユニバースグランプリ受賞者は2人。遊海さんが3人目になったら同じ日本人としてとても嬉しいことですね。グランプリの選考は12月17日に決定するということですので、お楽しみに。
人物のご紹介
(向かって右から)
西村宏堂さん(メイクアップアーティスト)
英語、日本語、スペイン語など数々の言語に長けており、世界中で活躍しているLA在住のメイクアップアーティスト。僧侶としての顔を持ち、芸術文化への造詣も深く、LGBTとしての活動などボーダレスに活躍されています。
ミス・ユニバースのオフィシャルメイクアップアーティストとして2012年から担当され、世界大会の20日間の審査から同行し、撮影時のメイクや、本番のステージメイク、そのほか同行しているナショナルディレクターのメイクなども行うそう。他の国の代表のメイクも行うそうです。
遊海さんの世界大会でのメイクは、他の国の気合の入ったメイクに負けないよう、日本人らしいたおやかさやアジアンビューティを生かしながらも迫力あるメイクで魅力を引き出したい、とのこと。
阿部桃子さん(2017ミス・ユニバース日本代表)
175cmの長身と、美貌を生かしてファッションショーやモデルとしても活躍。
ゴルフが得意だそうですが、なんと母はプロゴルファーの磯村まさ子さん。父もスッキリ! のベテランレポーター阿部祐二さんということで、親子でテレビに出演される機会も多いです。
加藤遊海さん(2018年ミス・ユニバース日本代表)
1996年生まれの22歳(2018年11月現在)
日本の愛知県で生まれ、5〜15歳まではマレーシアの海と自然の中で育ち、16歳で日本に帰国。日本文化に興味を持ち、茶道の家元に入門したり、きものの着付けを学び資格取得なども果たされました。
マレーシア語と中国語、英語、日本語を操る言語能力を持ち、マレーシアや日本のテレビ番組やドラマに出演し、モデル・タレント活動を行っています。
2018年3月にはミス・ユニバース・ジャパンへ挑戦し、日本中から集まった美女の中から見事、日本代表を勝ち取りました。
過去にマレーシアで日本人であることでいじめにあった経験から、立ち直れなかった時期が続いたものの、タレント・モデル活動、そしてミス・ユニバースへの挑戦を通して自信となり、多くの方に勇気を与えたいと考えるようになったそうです。
身長172センチの長身と均整のとれた健康的なボディ、少し幼さの残る童顔に、キリッとした大きな目元が印象的です。
美馬寛子さん(ミス・ユニバース・ジャパン ナショナルディレクター)
2008ミス・ユニバース日本代表。世界大会でTop15、Best of Asiaを獲得。
2010年からはシンガポールでミス・ユニバース受賞者を数多く輩出した指導者から数年にわたり学び、美の指導者としてのスキルを磨き、ミス・ユニバース・ジャパン主催者とともにモデルやミスコンテスト挑戦者、またはシンガポール在住の女性向けに美の指導を行う「Dream Factory」を設立されました。
2015年に帰国し、ビューティースクールをスタート。さらに指導者としての実績を積まれました。
そして2018年、株式会社MY groupを設立し、ミス・ユニバースの本国IMG Universe社から日本時女性初となるミス・ユニバース・ジャパンの運営権を獲得し、ナショナルディレクターとして任命されました。
自立し、自信を持って輝く女性の代表として、ミス・ユニバースの育成と、主婦や働く女性の美を磨くトレーナーとして日々活動されています。
神山まりあさん(2011ミス・ユニバース・ジャパングランプリ)
今回の壮行イベントで司会を務めた神山さん。
2015年に結婚、2016年に出産。ママとしての顔も持ちながら、現在はタレント、モデル、としてテレビや雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。飾らない明るいキャラクターが魅力的です。