幹細胞コスメって何?
幹細胞コスメ情報サイト「幹細胞コスメ百科」が行った調査(2018/11/17〜11/19 https://www.mccartdesigns.com/?p=1578)によると、どの世代でも知らない人が80%を超えた幹細胞コスメ。
でも、幹細胞という言葉自体は昔からあり、一時期はSTAP細胞などの「多機能性幹細胞」が話題になった事もあるので、何となく知っている人は多いかもしれません。
「再生医療」のイメージがあることから話題に
幹細胞というのは、細胞の元になる細胞で、幹細胞が血液や皮膚、神経など色々な細胞に変化する事で、私達の体は出来ています。
かつてSTAP細胞があるとかないとかで話題になりましたが、幹細胞が簡単に作れるようになれば、色々な細胞を簡単に作れるようになるという事から、特に医療分野などでの注目は大きかったというわけです。
幹細胞そのものより、「成長因子」こそ美肌の要
意外に思うかもしれませんが、幹細胞コスメには幹細胞そのものが配合されているわけではありません。実際には幹細胞を培養した幹細胞培養液というものがわれています。
なんにでもなれる幹細胞は、栄養たっぷりの培養液の中で培養(細胞の増殖)をさせると、肌の働きを促進する成分「成長因子」が沢山分泌される事がわかっていて、その成分を利用しよう!というのが幹細胞コスメなんです。
この成長因子のうち、特に「EGF」や「FGF」が美肌の要になる成分として、幹細胞コスメによく使われます。
幹細胞コスメで期待できる事
では、具体的に幹細胞コスメを利用するとどんな事が期待できるかというと、下記のようなものがあります。
加齢によって低下してくるターンオーバーを促進
人の肌は約28日周期で生まれ変わる=ターンオーバーが起こっていると言われていますが、これは若い頃の話。実は、ターンオーバーは加齢とともに少しずつ日数が伸びていくのです。
その理由の一つに、体内で分泌されるEGFという成分の量が加齢とともに減少する事が挙げられます。
EGFは成長因子の一つで、肌の基底層というところにある細胞にくっつくと、「新しい細胞を作れ!」と命令して、肌の生まれ変わりを促進する成分。
このEGFが、特に肌の曲がり角と呼ばれる25歳以降、どんどん減少してしまう事が、肌のターンオーバーを低下させる原因になっています。
そこで必要になるのが幹細胞コスメ!
幹細胞コスメには幹細胞が作り出した成長因子がたっぷり含まれているため、この成長因子をスキンケアに取り入れる事で、肌のターンオーバーを若い頃と同じように促していく事が期待できます。
EGFを始めとした成長因子が人の細胞に対して働きかけるという事は、ノーベル賞の受賞にもなっている研究で明らかになっているので、詳しくはそういった情報もチェックしてみてください。
肌の「ハリ」をケアする
肌表面、表皮のターンオーバーを促進する以外にも、幹細胞コスメが期待できる効果として、肌のハリをケアするというものがあります。
幹細胞コスメには、EGF以外にも様々な成長因子が含まれていて、その一つがFGFやIGFといった成分。これらの成分は、肌の細胞を修復させたり、真皮内でコラーゲンを作り出す「線維芽細胞」の働きを促進する働きを持っています。
こちらも加齢とともに減少してしまう成分で、それが肌内部のコラーゲン減少やダメージ回復の低下を引き起こしているわけですが、これを外部から取り入れる事ができれば、肌のハリをケアしていく事が可能となるのです。
ただし、実際の所で言えばコスメの成分が肌の外から真皮層まで浸透するという事は中々難しく、真皮まで到達する可能性があるとすれば毛穴内部から奥に微量が到達する程度と想定される事から、肌前面への大きな効果までは少し期待が難しいというのも事実。
毛穴周辺のハリを多少なりケアするという点では効果が期待できるので、目立ってしまう毛穴などのケアというイメージで利用すると良いのではないでしょうか。
肌ダメージのケア
肌は、常に紫外線などの刺激によってダメージを受けています。
幹細胞コスメには、肌のダメージ回復を促進するIGFなどの成長因子が配合されている以外にも、肌に必要な栄養素が豊富に含まれていて、これが肌ダメージのケアや、予防としても働きます。
このように、表皮、真皮のケアや、これから受けるダメージのケアといった複数の効果から、肌を強力にサポートしてくれるという働きで、特にしっかりとエイジングケアを行いたい女性を中心に、幹細胞コスメは人気が出てきています。
幹細胞コスメの難点
そんな幹細胞コスメですが、ちょっとした難点も存在します。
その一つが、値段が高い事。
幹細胞培養液というコスメの原料は非常に高価で、1kgあたり数十万円はするというもの。
仮に1kgあたり10万円だとしても、化粧品に10g使えばそれだけで1000円。実際にはもっと高いので、幹細胞培養液を配合すると化粧品原価は非常に高額になってしまいます。
そのため、幹細胞コスメはどれも他の一般スキンケアコスメと比べると値段が高額になりやすく、試してみたくてもちょっと手が出ないなんていう状況になりやすいのです。
そして、二つ目が品質が不安定という事。
幹細胞培養液の原料はその殆どが韓国などの外国で作られたもので、多くの化粧品は、現地で化粧品にして日本に輸出するか、原料を国内に運び込んでから化粧品に配合しています。
しかし、幹細胞コスメで効果が期待されるEGFなどの成長因子はタンパク質であるため、輸送環境などによってはその効果が大きく減少してしまいます。
また、幹細胞培養液に含まれる美容成分は培養する環境などによっても大きく変わるため、しっかりとした工場での培養でなければ、十分な効果が見込める内容にならないという事もあります。
こういった要因から、幹細胞コスメは品質へのばらつきが出やすく、すごく効果が出たと思ったら、同じ商品でも全く効果を感じなくなる事などもありえるのです。
難点を解消した幹細胞コスメも登場してきている
しかし、化粧品業界というのは日進月歩の世界!
こういった幹細胞コスメの難点を解消し、徐々に使いやすくなった商品が増えてきていて、これが今後、幹細胞コスメがどんどん広がっていくと予想される一つの要因でもあります。
幹細胞コスメの中でも比較的安価で濃度が濃いものや、国産の幹細胞培養液を厳選して配合しているコスメなど、効果が期待できるコスメも多く登場していますので、気になった方には是非こういった幹細胞コスメを試してみて頂きたいですね。
■「J.cell」(クラウディア)定価8,800円(税別)
<<上質な培養液と、久米島の海洋深層水で作られた新鮮な幹細胞コスメ>>
●幹細胞培養液の中でも特に上質な国内産の「脂肪組織由来幹細胞」を使用。
●基材のジェルには久米島の海洋深層水を使っており、ミネラルも豊富。ちなみにこちらはより鮮度と品質を保つため、沖縄県海洋深層水研究所に隣接した工場でパイプライン直結の外気に触れない環境で取水されています。
●軽井沢の有機栽培ハーブのエキスを使用。合成香料無添加で香りも自然のまま。鮮やかなピンク色はビタミンB12の色。
ヒト脂肪細胞順化培養液エキスと、天然のミネラル、そして国産の有機栽培植物の恵みで、贅沢なスキンケアができるこちら。ボトルタイプでたっぷり使え、お肌に瞬時に浸透するジェルタイプも他にない特徴。ただの幹細胞由来成分コスメというだけでは物足りない方でも満足できるアイテムです。