ウェーブストレッチリングとは
その名の通り、波打っているような見た目のリング状のツールです。揺らぎ、しなり、波打つことで本来のしなやかなボディアーチの動きと美しい姿勢を引き出すことを目的に開発されました。
他のほぐしのツールに比べコンパクトで持ち運びしやすく、またピンポイントで行うため気になるところにダイレクトに効かせることができます。凝っている場所に直接当てても使えますし、間接的に使うことも可能です。
ストレッチポールとの違い
ほぐしとしてはストレッチポールも非常にいいツールです。お持ちの方も多いとは思いますが、気になるところにしっかり効かせるのってセルフでは難しいですよね。用途によって使い分けることが大切です。
ストレッチポールもほぐしですがこちらは全身のバランスを整えるのが目的の物。一部分が凝っている感覚が強い方はウェーブリングの方が解消した感覚が大きいでしょう。
おすすめの使い方
床が柔らかすぎると正常に効果を得られない場合があるので、床にヨガマットを敷くか同じような硬さの場所で行いましょう。
また痛気持ちいくらいで行えれば理想ですが、痛すぎると感じる方はタオルを一枚挟んで調整しましょう。
背中
ステップ1.まず間接的に肩甲骨をはがす
・座った状態でリングを持っている方と逆の脚にかける。
・身体は後ろに、脚は前に押すようにする。
・左右入れ替えて行う。
普通に伸ばすよりつかみやすいため、余計な力が入らずに行えます。
ステップ2.背中に直接当てる
・仰向けに寝て背中に図の向きで当てまる。ウェーブの部分に肩甲骨と背骨の間が当たるように。また頭には当たらないように。
・天井に向け前ならえをし、一度肩を上げたら力を一気に抜いて下す。
※この方がよりしっかり当たります。
・身体に無理に力を入れず、左右に軽く揺らす。
※無理に揺らそうとしすぎると力が入るのであくまで自然と揺らせる範囲
・手を上に上げた状態で左右に揺らす。
※痛みが平気な場合は羽ばたくように上下に動かしてみましょう。
脇
脇もリンパのつまりなどでよく取り上げられますよね。凝りやすいところではあっても自分ではほぐしにくいところです。
・図の向きで置き、腕を上に上げた状態で当てる。(山なり縦)
・前後に無理なく揺らす。
反対の手はバランスをとるのに前に置きましょう。
また首肩回りに力が入りすぎないよう頭は力を抜いて腕に当てるようにしましょう。
腰
・仰向けに寝て、腰の部分に図の向きで当てる。(山なり縦)
・無理のない範囲で左右に揺らす。
※やりすぎは反り腰につながってしまう可能性があるのでほどほどにしましょう。
お尻
・仰向けに寝て図の向きでリングを当てる。(谷なり横)
・脚の裏と裏を合わせ、脚でひし形をつくるようにする。
・左右に無理のない範囲で揺らす。
股関節
案外凝りやすい股関節。今回は前部に注目して行ってみましょう。
・うつぶせに寝る。
・図の向きで当てる。(谷なり横 ※お尻の時と同じ)
当てる場所は骨の出っ張りがある部分の内側をイメージ。
※体格によってはやや下に当てるイメージを持ちましょう。
・無理のない範囲で左右に揺らす。
女性用やケヤキ製などバリエーション豊か!
種類が多く、自分に合ったものを選べるのもウェーブストレッチリングの特徴です。オーソドックスなプラスチック製のもの以外にも以下のような種類があります。
・ケヤキ製
ケヤキ特有の滑らかな肌触りと柔らかいタッチでリラックスしやすいです。
・ソフトタイプ
通常の物より柔らかく、ゴムのような質感で柔らかいのが特徴。滑りにくいためマットを敷かずフローリングなどでも使えます。
またソフトタイプの中にも柔らかさの種類があり、使いたい場所や好みで選ぶことが可能です。
・スリムタイプ
通常よりもウェーブ分の幅が狭くなっています。女性や小柄な方に向いています。
まとめ
肩甲骨まわりが痛くなりやすい方には特におすすめのツールです。値段も手頃で場所も取らないものなので一度試してみてはいかがでしょうか。