ストレートネックの原因は?
パソコン・スマホを使う際、顔を画面に近づけて傾けながら見ていませんか? この姿勢で長時間すごす事が現代人にストレートネックが増えている大きな要因といわれています。
もちろん、スマホなどの電子機器ではなくても本を読むためなどで首を前に出していれば同じなのですが、スマホなど光を発するディスプレイの場合、強い光の刺激で目が疲れて首や肩の筋肉なども緊張しやすくなるため、より癖になりやすいといえます。
ストレートネックはこうした負担によって首の筋肉を中心に凝り固まってしまう事が大きな要因となりますので、解消するには首の後ろのストレッチが効果的です。
骨の形状は筋肉のコリやバランスによって歪んだり正しい位置になったりしますので、しっかりと筋肉をほぐして正常な首の状態を目指しましょう。
ストレッチ法
ストレートネックの最大の原因は首の筋肉の緊張によるものですが、首や頭を支える土台である肩も同時に緊張してしまう事が多いので、今回は首と肩両方にアプローチしていきたいと思います。
ステップ1
まずは猫背の改善ストレッチから行っていきます。
とはいっても、やってみるとわかりますが猫背のままいきなり頭を後ろに引こうとしてもうまく引けませんよね。首をストレッチする前に、身体をストレッチしやすい状態にしていきましょう。
まず身体の後ろに手を組みます。
その状態で胸をはるように広げ、肩を後ろ引き肩甲骨をよせます。肩の付け根あたり、もしくは胸が開いて伸びるようなストレッチ感があれば大丈夫です。
肩に力が入ってがすくんだり(肩が上に上がってしまったり)腕に力が入りすぎると正しく伸びないため気を付けます。
組んだ手を後ろ斜め下に向けて伸ばすようにイメージするとやりやすいと思います。
ステップ2
ここから首のストレッチを行っていきます。フェイスタオルを1枚用意してください。
できれば長さのあるタオルの方が肩に力が入らず行えるのでおすすめです。
やり方は上を向き後頭部にタオルを当て、目線を上にしたままタオルで上に引っ張るだけ。
頭をタオルで吊っているイメージを持つとやりやすいと思います。
タオルで引っ張り上げる事で、首の筋肉を自然と伸ばす事ができます。
ステップ3
先ほどと逆で、今度は下を向きます。同じく後頭部にタオルを当て下に引っ張ります。背中が丸まってしまうと伸びにくいので、姿勢はまっすぐのままにします。
背筋を伸ばすように常に意識します。
徐々に目線を左右に振ります。目線を変えても常に下に引くのは同じです。
このやり方は左右それぞれでストレッチが行えるので伸び感が足りないという方は試してみてください。
首を色んな角度でストレッチする事で、首全体の緊張をほぐして骨が正しい位置に戻りやすくします。
目を休めるのも大事
ちなみに、今回は解消のためのストレッチをご紹介しましたが、目の疲労がたまりすぎると正しく効果が表れないことがあります。
現代人は首や肩が特に疲れやすくなっているともいわれますが、これは昔と比べてブルーライトなどの強い光を発するディスプレイ画面を見る時間が増えている事にも原因があります。
ディスプレイ画面を見る時間を減らし目を休めるることを心がけ、目の疲れはほっとアイマスクなどで癒すようにすると、こりにくくなりますよ。
ストレートネックを改善すると、姿勢が良くなって見た目が美しくなるだけではなく、肩こりなどの症状が緩和される他、顔の血流改善により肌トーンが明るくなるなどの利点もありますので、是非定期的にストレッチを取り入れてみてくださいね。