口紅で唇が荒れる理由
口紅を塗るとカサカサしたり、皮が剥けたりすることはありませんか?ピリピリしたり、痒みを感じる人もいるのではないでしょうか?口紅で唇が荒れる理由は、主に2つあります。
タール系色素が含まれている
唇が荒れる原因の1つとして考えられるのが、合成着色料のタール系色素。皆さんも一度は目にしたことがあるかもしれませんが、青色〇号、赤色〇号などと表示される着色料のことで、原料は石油です。コストを抑えて鮮やかな色を出せるタール系色素は、口紅にも使われています。ですが、発がん性が報告されているほか、内臓疾患の原因になったり、アレルギーを起こす可能性もあると言われています。
唇の皮膚は薄くてデリケート
唇は皮膚よりダメージを受けやすく、とてもデリケートな部分。なぜなら、唇の角質層は薄く、潤いを保つ皮脂腺や皮脂膜がないから乾燥しやすいのです。唇は皮膚が薄い分、化粧品の成分も吸収しやすいので、注意が必要です。
口紅で唇が荒れないために注意したい4つのこと
可愛い色やツヤに惹かれて口紅を選ぶと、唇が荒れてしまうことも。口紅による荒れを防ぐためには、口紅の選び方や使い方にも注意してくださいね。
口紅の成分をチェックする
口紅には合成着色料として使われるタール系色素のほかにも、注意してほしい成分があります。最近では、天然色素配合の口紅や無添加の口紅も販売されているので、唇が荒れやすい人は、安心して使える口紅を選びましょう。唇が荒れやすい方は、以下の成分に注意してください。
タール系色素
合成着色料
合成香料
合成保存料
石油系界面活性剤
紫外線吸収剤
鉱物油
質感に拘る
口紅には、発色引き立つ"マットタイプ"と、潤いのある"ツヤタイプ"があります。マットタイプは油分が少ないので乾燥しやすく、唇が荒れてしまうことも。唇が荒れやすい人は、質感にも拘って口紅を選びましょう。
ただし、油分の多いツヤタイプの成分が合わない人もいます。ツヤタイプを使って荒れてしまう人は、石油由来の化学成分の入っていない口紅を選んでみてください。
グロスは乾燥しやすい
ツヤ感を出すのにリップグロスを重ね付けする人もいるのではないでしょうか?実は、グロスにも乾燥しやすい成分が含まれています。グロスのツヤを出すために使われている「高分子ポリマー」は水分を吸収するため、唇の乾燥の原因になります。グロスを塗ると、一見潤いのある唇に見えますが、高分子ポリマーに唇の水分が奪われるので、乾燥が気になる方はグロスの使用を控えましょう。
しっかりクレンジングする
口紅を塗ったら丁寧に落としてください。唇を乾燥させるタール系色素などの成分が残ったままだと、唇に負担がかかり、荒れてしまいます。また、落とす時はゴシゴシ擦るのもNG。摩擦も唇の荒れを引き起こす原因になります。
唇に優しいリップ3選
最後に、唇が荒れにくい口紅を紹介します。タール系色素が使われていないものや美容成分配合など、唇荒れが気になる方におすすめのアイテムばかりです。唇に優しい口紅でオシャレを楽しみたい方は、チェックしてくださいね!
NOVノブ リップスティック
ノブの口紅は無香料、紫外線吸収剤不使用。低刺激で肌に優しい口紅です。レッドとピンク以外のベージュ系は、タール系色素も使われていません。ワセリンやヒアルロン酸Naといったトリートメント成分配合で、唇を乾燥から守ります。UVカット効果もあり、紫外線による唇荒れも防ぎます。敏感肌の人も使えるよう、配慮して作られた口紅です。
MiMC エムアイエムシー ミネラルルージュ
オーガニック成分を使用した口紅で、タール系色素をはじめ、合成着色料、合成香料、合成防腐剤、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤を使っていません。保湿成分配合で、皮剥けしにくい唇を作ります。紫外線のダメージから守るUVカット効果あり。
HABA ハーバー リッチカラールージュ
無添加化粧品のハーバー研究所から販売されている「リッチカラールージュ」は、タール系色素を使わず、天然由来のミネラルカラーで鮮やかな発色を実現。肌の色まで綺麗に見せてくれる口紅です。防腐剤や石油系界面活性剤、合成香料、鉱物油も使っていません。保湿成分スクワランのほか、シアバターやビタミンEなどの美肌成分も配合。唇荒れに悩んでいる方にも、試してほしい口紅です。
優しい成分を選んで、荒れない唇に!
唇が荒れるのは、冬だけではありません。一年中、唇のカサカサに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
唇は皮膚が薄いので、ちょっした刺激に弱く荒れやすい部分です。口紅の成分も吸収しやすいので、カサカサしたり皮が剥けている方は、唇に優しい口紅を選んでみてくださいね。