しゃんとした姿勢、できてますか?
立っている時、座っている時、ついつい猫背になってしまっている人も多いのではないでしょうか。
テレビや雑誌などでよく「猫背はよくない!」「猫背を治しましょう!」といったものを目にするので、猫背がダメだという認識はあるものの、具体的に猫背がダメな理由を答えられる方は少ないはず。
そもそも猫背とはとてもラクな姿勢です。
だらんと肩を落とし、お腹に力を入れずにキープすることができる姿勢なので、無意識でいつまでも続けられる、とってもラクなものになります。
そのため、筋肉に刺激を与えることができず、美しい姿勢を維持したりボディラインを引き締めたりする筋肉が衰えてしまうんです。
今回は、なぜ猫背がダメなのか、具体的な理由をご紹介します。
理由① 太りやすくなる
猫背は、肩周りが下へ落ちこむ姿勢です。
そのため、お腹も一緒に下がり、縮こまってしまうんだとか。
結果的にお腹がぽっこりと前に出て、太った印象を与えてしまいやすくなるそう。
さらに猫背のように縮こまった姿勢では、栄養素を運ぶ血液や老廃物を運ぶリンパ液などの体液循環が停滞しやすくなります。
その結果、老廃物や水分を溜め込みやすくなり、むくみや代謝の低下、冷えなどの不調に悩まされることに。
老廃物を溜め込む=太る素。
猫背がダメなのは、太りやすい体質になってしまうからなんですね。
理由② 内臓機能の低下
背中が丸まることで胸郭が狭まり、その影響で内臓も圧迫されてしまいます。
よって肺や気管支などの呼吸器、心臓、肝臓・胆のう・胃などのみぞおち付近の臓器はもちろん、膀胱や子宮などの下腹部付近にも負担がかかります。
また、神経へのダメージも避けられません。
無意識のうちに自律神経を炒めているので、日常生活にさまざまな不調をきたす可能性もあります。
姿勢が悪くなるだけでなく、内臓や神経に悪影響を及ぼすことも、猫背がダメとされている理由です。
理由③ バストダウン
前傾の姿勢になることで胸の筋肉が衰え、バストが垂れやすくなります。
また、血の巡りは正しい姿勢の時に最もスムーズに血液として流れていきますが、猫背が習慣化していると全身の血流を悪くさせてしまうことになるんです。
そのためバストに必要な栄養やホルモンがバストまで十分に運ばれなくなってしまい、胸が小さくなる原因になります。
そして猫背のように肩が前のめりになる姿勢は、胸の部分の筋肉である大胸筋を衰えさせることになるので、小さくなるのはもちろん、垂れてしまう可能性まで出てきます。
一度垂れてしまうとなかなか元に戻せないので、要注意。
最後に
いかがでしたか?
今回は、猫背がダメな理由について、お伝えしました。
自分の姿勢は大丈夫だと思いこんでいても、意外と背筋がピンと伸びている人はなかなか少ないもの。
姿勢が気になった方は、友達や家族など、周りの人にチェックしてもらうのもオススメ。
特に「歩く姿勢」「座る姿勢」「眠る姿勢」の3つの姿勢が大切です。
歩く時や座る時は背筋をしっかりと伸ばし、眠る時もまっすぐ仰向けに寝ることを意識的に心がけてみましょう。
参考記事はコチラ
http://www.gaura.jp/column/column38.php