免疫力をアップさせるには
1.腸内環境を整える
免疫機能を上げてくれる免疫細胞の6割は腸内にあると言われています。
免疫細胞が活性化することで免疫力がアップし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれるのです。
なので、免疫力アップには腸内環境を整えることがとても重要!です。
具体的には腸内の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らすようにします。
■腸内の善玉菌を増やす食材
・ヨーグルトやチーズ、納豆、キムチ、ぬか漬けなどの発酵食品
■善玉菌のエサとなる食材
・ごぼう、にんじん、おくら、キャベツ、イモ類、海藻、キノコ類など食物繊維を多く含むもの
・玉ねぎ、にんにく、バナナ、大豆などオリゴ糖を多く含むもの
2.体温を上げる
平常時の体温を上げることも免疫力アップには大切です。
"体温を1℃上げると免疫力は5倍アップする"
と言われているほど、体温を上げることは免疫力アップには欠かせない要素です。
健康な人の平熱は36.5℃~37℃といわれています。
身体の免疫細胞が活性化したり、効率よく代謝するために最適な温度といわれています。
この最適な体温が低下してしまうと、免疫細胞の働きが鈍くなり、身体に侵入してきたウイルスや細菌に抵抗できなくなります。こうなると、病気や感染症にかかりやすくなってしまいます。
日本では、「低体温」の人が増えてきているそうなので、注意が必要です。
■体を温める食材
・にんじん、ごぼう、いもなどの土の中で育つ野菜
・にんにく、しょうが、唐辛子など身体の代謝をアップさせてくれるもの
・赤身肉、魚、卵など動物性食品
・ごま、栗、ピーナッツなど種実類
3.皮膚の粘膜を強くする
身体の皮膚や、のどや鼻の粘膜が弱っていると、外からのバリア機能が働かず、身体の中に細菌やウイルスが入りやすくなってしまいます。
皮膚や粘膜を強くするにはたんぱく質、ビタミンB、ビタミンAを摂ることが大切です。
たんぱく質は皮膚の元になりますし、ビタミンBはたんぱく質の代謝に欠かせないビタミンです。
ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保つために効果的な栄養です。
■たんぱく質を多く含む食材
・赤身肉、鶏むね肉、魚、卵、大豆製品など
■ビタミンBを多く含む食材
・豚肉、卵、大豆製品、きのこ類、にんにくなど
■ビタミンAを多く含む食材
・レバー、うなぎ、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなど
感染症予防は身体の内側から
ウイルスは目に見えないものです。手洗い、マスクなど、外側から防ぐことはもちろんですが、自分の免疫力を強くして予防することが大切です。
食事以外でも、睡眠をしっかり取り、軽い筋トレなどで筋肉による熱を作っていくと体温が上がって、免疫力アップにつながります。
自分でできる免疫力を上げる食事や生活習慣を取り入れて、感染症に負けない身体を作っていきましょう。