どうして厚塗りがだめなのか?
「隠したいところが多いんだから、使うアイテムが増えても仕方ないでしょう?」と思っている貴女へ、例え話で説明しますね。
スイーツのミルフィーユと、シンプルなシフォンケーキを思い浮かべてください。
ミルフィーユは何層にも生地が重ねられて、フォークを入れるとほろほろ崩れてきますよね?
対してスポンジケーキに生クリームが添えられただけのシフォンケーキはフォークを入れても全体は崩れません。
厚塗りメイクは、ミルフィーユに相当します。メイクをしたあと、一切顔の表情を変えないというなら話は別ですが、そんなことあり得ないですよね。つまり、顔の筋肉が動く度に重ねた層に振動がいくイメージ。崩れ方も綺麗ではないですし、何より厚塗りで透明感のないベースはより老けてみられる原因に。
シフォンケーキのように、下地にお粉だけや日焼け止め兼用下地にファンデだけ、ならそもそもの塗る量が違うので、例え崩れてもお直しの手間が簡単ですし、なんならメイクをオフしてやり直しても短時間で済みます。それに薄いベースは透明感を損ないません。
これらを踏まえて次のステップにいきましょう。
おすすめのベースメイク
コンシーラーで粗をカバーすることは問題ありません。特にそれがシミなら、コンシーラーでカバーすることはむしろ推奨します。
NGなのは、コンシーラー使いに加えてBBクリームにパウダーファンデを重ねたり、日焼け止め+下地+リキッドファンデ+お粉などの、「隠すことが目的」のベースです。
ではここで、筆者おすすめのベースメイクをお伝えしますね。
まずベースメイクに入る前に、しっかり保湿してください。目元のシワなどは特に念入りに保湿しましょう。
できるだけ工程をシンプルにするために、日焼け止めと下地は兼用できるものを選んでください。
そして下地がトーンアップしてくれたり、赤みや毛穴などをカバーしてくれるものだと尚良いですね(BBクリームを使うのであれば、下地からファンデーションまで済んでいるので、あとはお粉をブラシでふんわりつけるくらいで充分です)。
下地のあとは、コンシーラーでカバーして、パウダーファンデか色味のきつくないルースパウダー、しっとりした仕上がりを求めるならリキッドファンデを。
これだけでベースメイクはおしまい!
ポイントメイクに移って大丈夫です。
*参考までに、最近の私はシャネルのCCクリームにSUQQUのルースパウダーでベースは完成です。
終わりに・・・
大人女子のベースメイクについて解説していきました。
参考になる部分があれば、とても嬉しいです。
シミやシワ、誰でも隠したいですよね。
でも何事も過ぎたるは及ばざるが如し。やり過ぎは禁物です。
ベースを薄めにすることには、老け見え防ぎだけでなく、素っぴんとの差をあまり広げないことにも繋がります。
整形級メイクが流行っていますが、素っぴんと違いすぎるのも良し悪しです。
素肌のようなベースメイクで、軽やかに過ごしては?
薄化粧を嫌いな人はいません。是非とも「綺麗な素っぴん」レベルを目指してくださいね♪