毛穴が目立つ原因
毛穴が「開く」「目立つ」原因は、大きくわけて3パターンあります。
毛穴に角栓が詰まって黒ずむ
毛穴が目立つ一つめのパターンは、角栓の黒ずみ。
毛穴には皮脂を出す皮脂腺が存在していますが、この皮脂腺から分泌された皮脂がメイク汚れなどと絡まって毛穴に詰まり、酸化する事で黒ずんだ状態となります。
毛穴が黒く目立つようになるだけではなく、ニキビなどの肌トラブルにも繋がる場合があります。
肌がたるんで毛穴が広がって見える
加齢などにより肌が弾力を失うと、重力に従ってたるみが出来るようになります。
肌が下に引っ張られると、毛穴も下に引っ張られる形となるため、涙型に広がって目立つようになります。
乾燥などですり鉢状に毛穴周辺の肌が凹む
毛穴周辺の細胞が乾燥や、皮脂によって作られた脂肪酸によるダメージの影響を受けると、ターンオーバーが乱れてしまいます。
ターンオーバーが乱れた部分は角質細胞が正常に作られず、毛穴を中心にすり鉢状に凹んだような肌の状態となってしまい、毛穴が広がったように見えます。
毛穴を引き締める方法
以上のような理由で目立ってしまう毛穴を引き締めるためには、洗顔や保湿方法の見直しなどが必要となります。
角栓で目立つ毛穴は洗顔での解消が重要
角栓によって黒ずみが目立ってしまうタイプの毛穴の場合、適切な洗顔で毛穴の詰まりを解消する事が大切です。
毛穴の汚れを除去するためには、スチームや蒸しタオルで毛穴を柔らかくして、よく泡立てた洗顔料を毛穴に押し当てるようなイメージで洗うと良いでしょう。
洗顔料は角栓を溶かして洗い流しやすくするため、油脂成分のみで作られた純石鹸などがおすすめです。
たるみ毛穴はコラーゲン生成を促して引き締め
人は加齢により肌のコラーゲン生成量が低下していきます。たるみによる毛穴の解消は、このコラーゲン生成を促して肌にハリ(弾力)がある状態を作ることが必要です。
コラーゲン生成を促すためには、睡眠や食事、軽い運動といった生活習慣の改善が重要ですが、FGFなどのスキンケアコスメを利用する事も有効な手段の一つ。
肌にハリを与えるタイプのコスメを利用して、たるみの引き締めを行いましょう。
開き毛穴は保湿で正しいターンオーバー促進を
開き毛穴は乾燥がそもそもの原因となって引き起こされやすいトラブル。日々の保湿ケアを見直す事が、開き毛穴解消には大切です。
肌の乾燥対策としては、オイルやワセリンなどでの肌表面の保湿だけではなく、セラミドなどによる肌内部の水分保持にも目を向けましょう。
ヒトセラミドや低分子かされたヒアルロン酸などで肌内部の潤いを保つ事で、正しいターンオーバーの促進をする事が出来ます。
ニキビ跡のクレーター毛穴の場合はレーザー治療も検討
番外として、毛穴というよりもニキビなどの肌トラブルの跡が、毛穴が開いているように見えるという場合があります。
この場合、そもそも肌の細胞自体が凹んだ形で定着してしまうケースなどがあるため、美容皮膚科でのフラクショナルレーザー治療などが有効です。
スキンケアでは改善が見込めない場合、一度相談してみると良いでしょう。
毛穴を隠すメイクのコツ
ファンデーションを厚塗りしない
毛穴が開きやすい箇所は、鼻や頰など、本来赤みや色むらが出やすい部分のため、厚塗りしすぎるととても不自然になります。凹凸が気になるからといって無理に塗り重ねないようにしましょう。
パール感のあるパウダーで仕上げる
ファンデーションを厚塗りしてカバーするよりも、光の反射で目立たなくすれば同時に肌が綺麗に見せることができ効果的です。
目の下の三角ゾーンや鼻筋にしっかりとハイライトを入れ、最後のパール間のあるパウダーを同じ場所にのせます。するとハイライトを入れた箇所の方が明るく見えるため、自然と毛穴が気になる箇所に目がいきにくくなります。
毛穴を隠し、目立たなくするベースメイクの仕方
油分の多いものをつけすぎない
クリームや化粧下地を塗り込んだり、リキッドファンデーションを厚塗りすると、油分が多すぎて崩れやすくなり、化粧が毛穴落ちしてかえって目立ってしまいます。毛穴が気になるところほど、薄く仕上げるようにしましょう。
ファンデーションを塗る前にテカリやベタつきを感じたら、スポンジやティッシュなどでそっと押さえて、余分な油分をとっておくのも効果的です。
皮脂吸着成分の入った下地を使う
顔全体がテカリやすい場合は皮脂吸着成分の入った化粧下地を全体に使い、また毛穴の部分だけが特に皮脂が出やすい場合はポイント使いできる皮脂吸着下地を気になるところにだけつけておきましょう。