毛が「抜けてくる」のは1~2週間程度してから
脱毛したらすぐに毛が抜ける事をイメージしている人もいるかと思います脱毛は主に毛根にダメージを与えるためのもの。
脱毛後すぐに毛が抜けてなくなるのではなく、脱毛から1~2週間程度経過した頃から、毛穴の働きにより浮いてきた毛穴が抜け落ちていきます。
また、この時全ての毛がスルスルと抜け落ちるのではなく、脱毛時に休眠期だった毛など脱毛効果が無かった毛については引っ張っても抜けませんし、引っ張る事で肌のダメージに繋がるため、無理に毛を抜くような行動はやめましょう。
永久脱毛直後は肌が火傷している状態
永久脱毛は、熱の刺激によって毛根部分の細胞を破壊する事による脱毛方法。
つまり平たく言えば肌(毛根)を火傷させている状態という事になります。
火傷した肌はダメージも受けやすく痛みを感じやすいように、脱毛後の肌もちゃんとケアをする事が大切。以下の注意点をしっかり守って、健康的な肌を育てましょう。
脱毛後は身体に熱を与える事はNG
脱毛後、お風呂などによって身体に熱を与えるような行動は3日間程度NG。
からだを洗いたい場合、ぬるめのシャワーを使って優しく洗うようにしましょう。洗い方についても、脱毛部位の皮膚への強い刺激も避けた方が良いので、石鹸をよく泡立てて手のひらで優しく洗うようにしましょう。
肌が火傷状態になる事から体もダメージを負った状態なっていますので、お風呂の他にもサウナやマッサージ、飲酒や激しい運動もしばらくは避けましょう。特に脱毛当日は厳禁です。
入浴する際はぬるま湯でのシャワー程度ならOKです。
紫外線対策は十分に。ただし肌に優しい方法で
紫外線は肌にダメージを与えるものとして最も注意するべき存在です。
火傷状態の肌に紫外線を浴びてしまうと、いつも以上に肌がダメージを受けやすくシミやシワといったトラブルを引き起こす元になってしまいます。
脱毛後はいつも以上にしっかりと紫外線ケアを行って、紫外線による肌のダメージを防ぎましょう。
ただし、注意が必要な点としては紫外線を対策するためのUVケア商品の選び方。
紫外線吸収剤がメインで使われているような日焼け止めの場合、それ自体が肌への負担となってしまう可能性も高いため、紫外線散乱剤を中心に使った日焼けどめなど肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
また、日焼け止めだけではなく脱毛部位を覆うようなファッションをするように心がけるなど、服装の工夫などで紫外線対策を行う事も大切です。
痒みは冷やしてケアする
脱毛直後で肌が炎症を起こすと、身体の免疫反応の影響で痒みを感じやすい場合があります。
しかし、状態の肌を掻きむしってしまえば肌の状態は悪化してしまうばかり。かかなくても、こすったりするだけでダメージになりシミなどが作られる原因となります。
そこで、対策としては保冷剤をタオルでくるんだものなどを利用した冷却がおすすめ。
肌の炎症を軽減し、痒みも和らぎますので、定期的に保冷剤を当てながら痒みをやりすごしましょう。
いつも以上の保湿ケアを行う
脱毛後肌がレーザーの熱ダメージを受けているだけではなく、毛穴がダメージを受けて活動が低下するため、汗や皮脂の分泌量も減少してとても乾燥しやすい状態となります。
いつも以上に保湿ケアを入念に行って、肌が潤いを保てるようにしましょう。
保湿ケアについてはクリニックやサロンから保湿用のスキンケアアイテムを渡される事もありますが、それが無い場合は肌への刺激が少ない保湿コスメを選ぶようにしましょう。
保存料など添加物が少ないものを選ぶのに加え、ビタミンC誘導体など美容成分でも肌に刺激があるようなものは避けるようにしましょう。
保湿ケアは化粧水だけではなく、保湿成分の美容液やクリームも利用してしっかりと肌の潤いを保つ事が、キレイな肌を目指すために必要なだけではなく、余計なメラニンなどを作らない事で次回の脱毛効果を高めるためにも大切です。
1.5~2か月周期で脱毛を繰り返す
ムダ毛のないキレイな肌を目指すためには、脱毛を適切な頻度で繰り返す事も重要です。
脱毛は毛が「成長期」という段階にある部分にしか作用できないため、理想としては1.5~2か月程度の間隔でムダ毛が気にならなくなるまで受け続けると良いでしょう。
適切な周期での脱毛と、その後の十分なケアを繰り返す事で毛穴も目立たないツルツルスベスベな素肌を目指す事が出来ますので、面倒くさがらずにしっかりとしたスキンケアを継続しましょう。