リフレクソロジーとは
リフレクソロジーの歴史は日本国内ではとても浅く、1996年頃といわれていますが、日本人は、昔から胃が痛いときは土踏まずをもんだり叩いたりして、不調を改善してきました。
リフレクソロジーは、アメリカで生まれた療法で反射区療法と言います。
全身の臓器は手や足に反射投影されており、その反射区を刺激することで体の不調部分の改善やストレスの解消、疲労回復に役立てて行こうというのが、リフレクソロジーです。
全身の臓器や器官の反射区がある足の裏を刺激すると、全身の様々な器官の不調が改善できると言われています。
足の裏を押したり揉んだりすると血流が促され、冷えやむくみが取り除かれて、免疫力がアップします。
特に難しい決まりもないので、リフレクソロジーを毎日のケアにとり入れてみましょう。
セルフリフレクソロジーの前のウォーミングアップ法
足の裏を押す前に、ウォーミングアップをおこないましょう
入浴後などの足の裏の血行が良いときに、マッサージオイルやクリームを塗っておこないます。
①足首を回す
イスに座り、左足を右ももに乗せ、左足首を左手で押さえ、右手と左の指を組んで、足首を大きく回します。反対も回します。
②足の裏を返す
左の足首を抑えたまま足先を右手でつかみ、足の裏全体を反らします。土踏まず、アキレス腱、ふくらはぎも伸ばします。
③甲を伸ばす
足先を反対に倒し、左足の甲全体を伸ばします。
④足の指をパキパキさせる
両手で足の裏を包むように持って、隣り合う足の指を左右に軽く広げながら、両手を前後に動かします。(板チョコをパキパキと折るイメージでおこないます)
この①~④までの動作を右足でも同様におこないます。
足裏を刺激する前にウオーミングアップをおこなうことで、筋肉がほぐれて血流が良くなり、効果が上がります。
セルフリフレクソロジーにチャレンジ
はじめに排泄作用を促す、腎臓、輸尿管、膀胱の反射区を刺激します。
体にたまった老廃物を押し出すつもりで、しっかり刺激します。
*個人によってツボは微妙に違うので、違和感のあるところや痛いところを押すと効果が得られます。
①腎臓、輸尿管、膀胱を刺激して排泄力をアップ
人差し指をかぎ形にして、第二関節を使って押します。
足の裏の真ん中あたりの「腎臓」を押しながら徐々に下にずらしながら押していき、かかとの前の「膀胱」まで押します。排尿がスムーズになります。
②首と頭のコリをほぐす
両手の親指の腹を使って押します。
足の親指への刺激は、頭コリの解消に、親指の付け根は首のコリに効果的です。
また、足の人差し指と中指を刺激すると目に、足の薬指と小指を刺激すると耳に効果があります。
まず、足の親指の付け根から指先まで両手の親指の腹を使ってもむと、頭のコリや頭痛に効きます。足の人差し指から小指にかけても1本ずつもみほぐします。
③肩のコリをほぐす
こぶしを作り、4本の指の第二関節を使います。
足の指の付け根から下の部分には「僧帽筋」の反射区があり、首や肩のコリに効果があります。足の中心に向かってゆっくり押し流します。
④胃腸の働きをよくする
こぶしを作り、4本指の第二関節を使い、上から下に押します。
足の裏の中心あたりの土踏まず周辺には、胃腸の反射区があります。こぶしで、かかとに向かって押し下げるようにマッサージすると、胃腸の不調や便秘の解消に効きます。
⑤月経痛や腰痛の解消
人差し指をかぎ形にして第二関節を使って押します。
かかとの中心は、生殖腺の反射区です。やや強めに押します。
⑥そけい部(足のつけ根)のリンパの流れをよくする
こぶしを作り、4本指の第二関節を使います。
足の甲から足首に向かって手の4本の指の第二関節を足の骨と骨の間にあて、足首に向かって押し流すように押すと、足の付け根にたまったリンパの流れが良くなります。
反対の足も同じようにおこない、終わったら足の裏をトントンとたたいておきます。
リフレクソロジーをおこなった後は、ぬるま湯を飲むと新陳代謝がよくなり、体にたまった老廃物が排出されやすくなります。
まとめ
リフレクソロジーをおこなうと血行が良くなり、体の冷えやむくみ、コリなどが解消できます。また、ストレスの解消や安眠効果などにも効果があります。
特に反射区にこだわらなくても、足の裏全体をゆっくりと刺激しながら、イタ気持ちいいところを重点的に刺激するだけで、リンパの流れが良くなり、ホルモンのバランスが整い
ます。
自宅で続けられる簡単なセルフリフレクソロジーをおこない、足から健康になりましょう。
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