雑穀とオイルの相乗効果
雑穀といえば、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、古来より日本人に馴染み深い食の一つ。最近は食物繊維の豊富さやその栄養価の高さから、美容や健康面での効果に再注目されています。
最近特に旬なキーワード「腸活」といった面で優れていて、適度な量の雑穀を食に取り入れることで腸内環境に働くと言われています。
一方オイルは、数年前より美容面での活用がかなり見直され、定番のオリーブオイルを始め、亜麻仁油やココナッツオイル、マカダミアナッツオイルなど様々な栄養価の違うオイルが注目されました。それまで美容やダイエットに油はタブー視されていましたが、これらのムーブメントにより、美容や健康に必要であるという認識が高まりました。
オイルは腸の蠕動運動を促し、便の流れをスムーズにする他、ビタミンEやオレイン酸、などの抗酸化成分によりアンチエイジング効果も期待されています。
そんな雑穀とオイルは、腸の環境を整え、美の大敵である便秘の解消に働くという点で共通しています。ただし、雑穀の食物繊維だけではかえって便秘の原因にもなりかねませんし、オイルだけでは胃液などの過剰分泌で腸が荒れてしまうことも。それぞれをうまく働かせるためには組み合わせてとることがとても大事なのです。
食のエキスパートに雑穀とオイルの特性を生かした摂り方を教えて頂きました
デトッ穀の長寿乃里と、Beauty oil kitchenの味とサイエンスのビューティトークイベントで、元タレントの宮前真樹さんと、雑穀クリエイターの持田玲美さんが雑穀とオイルを使った美容食についてお話を展開。
アンチエイジングのための雑穀の選び方や、オイルと雑穀のお料理での取り入れ方などを教えてくださいました。
雑穀は黒っぽい色のものがアンチエイジングにきく
雑穀は全て食物繊維が豊富なので、基本的にはそれほど組み合わせを難しく考えなくても良いが、目的別に選ぶこともできるそう。
例えば、アンチエイジングしたい場合は、黒い色の雑穀を多くとるといいとのこと。
黒ごまや黒米、金時豆などの黒や濃い赤色は、ポリフェノールやアントシアニンといった抗酸化作用を持つ成分。
体の酸化を防ぐことで、シミやシワ、体のサビを防いでくれます。
オイルは熱に強く抗酸化作用のある植物オイルを
抗酸化作用で肌の老化を防ぐのに最強のオイルといえば、マカダミアナッツオイル。ほんのり甘く香ばしいのでバターの代わりにお菓子に使ったり、パンに塗って食べても美味しいそう。
その他亜麻仁油やオリーブオイル、アルガンオイルも抗酸化作用が高く、生で食しても美味しいので、ドレッシングがわりにしたり、そのまま大さじ1杯をサプリのように飲むのもおすすめだそうです。
雑穀とオイルのおすすめの食べ方
雑穀はお米と一緒に炊いて食べるのが一般的ですが、あえて食感を残すことで粒感を感じながら、満腹中枢を刺激し食べ過ぎを防ぐこともできます。
また、硬めに炊くと、サラダなどと相性が良くなり、オイルと一緒に食べやすくなります。
固めに仕上げた雑穀をサラダで
はりはりのレタスに少し硬めに炊いた雑穀を混ぜて食べれば、コリコリ、もちもちした感触が楽しめます。
ドレッシングなどにして
オイルと炊いた雑穀、野菜などをミキサーにかけ、天然塩やビネガーなどで味付けすれば、美味しいドレッシングに。お肉料理のソースなどにも。
雑穀とオイルを混ぜておにぎりの具材として
炊いた雑穀とドライハーブ、オイルを和えて、白米に混ぜてまとめれば雑穀ハーブおにぎりに。香りも歯ごたえも良く、ハーブと雑穀の色が鮮やかなおしゃれメニューになります。
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