旅行時の化粧品って、重いしかさばるし…なにかと不便。そんな悩みを解消するのが、最近SNSで話題になっている旅行用の化粧品をコンパクトにする方法。それは、ストローに化粧品を入れて両端をヘアアイロンで熱して止めるというもの。
これはぜひ試してみたい! と、夏休みを間近に控えた私が実際に試してみて、作りやすさや旅先での状況、使いやすさなどを徹底検証してみました。ストロー以外にも、旅行用の化粧品を持ち運ぶのに便利な方法を提案します。
旅行時の化粧品は、必要最低限が基本!
旅行のとき、ただでさえ重たい化粧品をボトルのままスーツケースに入れて持ち運んでいませんか? 重たい化粧品は、体力消耗やお土産のスペースを圧迫するなど、デメリットばかり。
基本的に、旅行時の化粧品は必要最低限のものに絞り、使用する分だけを持っていくのが理想的です。
SNSで話題の化粧品をストローに入れる方法とは
では、旅行用の化粧品を持ち運ぶには、どのような方法が最適なのか…。
最近SNSで話題になっている、化粧品をストローに入れる方法とは、1回分の化粧品をストローに入れて持ち運ぶことで、旅行時の荷物を減らせるだけでなく、そのまま捨てて帰れるという優れもの。普段愛用している化粧品を旅行に持って行けるので、ホテルに備え付けの化粧品が肌に合わず悩む心配もないのだとか。
しかも、かわいいストローを使えばあっという間にフォトジェニックなアイテムに大変身!「可愛さ・器用さ・こまめさ」をさりげなくアピールできるので、旅行先で注目を集めること間違いなし♡の、女子必見アイテムなのです。しかし一方で、SNS上では「旅行先で漏れた」「なかなかストローがくっつかない」「ストローに化粧品を入れるのが難しい」などの声もチラホラ。これは試してみるしかありません!
実際に旅行用の化粧品をストローに入れてみた
夏休みに2泊3日で旅行する予定があったため、実際に化粧品をストローに入れて持ち運ぶ方法を試してみることに。
ちなみに、普段の旅行のときは、小さいボトルに化粧品を詰め替えるか化粧品をそのまま持っていきます。正直、あまり器用ではありませんし、面倒くさがりなので、この方法の第一印象は「面倒そう…」。はたしてそんな私でも簡単に作れるのでしょうか?
用意するもの
・ストロー
・キッチンペーパー(6つ折りにしてカット)
・ヘアアイロン
・マスキングテープ
・ハサミ
ヘアアイロン、ハサミ、キッチンペーパー以外は全て100均(セリア)で購入。残念ながらかわいい柄のストローがなかったので、中身が見えやすいシンプルなストローにしました。
ストローに入れたい化粧品
・クレンジングオイル
・化粧水(2種)
・美容液(2種)
・乳液
ストローに入れられるのは粘度の低い液体のみということで、以上の4アイテムを入れてみることに。化粧水と美容液はサラサラしたタイプ、クレンジングオイルと乳液は比較的とろみが強いので、どの程度の粘度なら大丈夫なのか気になるところです。
作り方
①ストローを適当な長さにカットする
今回、ストロー1本に化粧水9プッシュを入れましたが、半分の長さがちょうど良かったです。美容液は2プッシュだったので、6分の1程度の短さでも十分でした。入れる化粧品の量に合わせて長さを調節すると良さそう。
②ストローの片端をキッチンペーパーで挟み、温めたヘアアイロンで熱を加えて止める
片手で挟むとストローが滑って上手く挟めないので、両手で押さえるように挟みます。また、挟む前にストローの先を軽く潰しておくと、かなり挟みやすくなります。
後述しますが、大事なのは熱を加える温度と時間! いろいろ試した結果、【160度で4秒】が成功しやすいです!
③熱がとれたことを確認してから、ストローに1回分の化粧品を入れる
幸いなことに、手持ちの化粧品がポンプタイプとスポイトタイプだったので、入れる際に化粧品がこぼれることはありませんでした。しかし、②の接着が甘いと、ストローの下からポタポタ滴ってしまったので、化粧品を入れる前に完全にくっついているか必ず確認を。
④開いているストローの端を②と同様に止めたら完成!
【ワンポイントアドバイス】マスキングテープにアイテム名を書いて貼るのがおすすめ
いろいろな化粧品を詰めると、何が入っているかわからなくなってしまうので、マスキングテープでアイテム名を書いて貼っておくと良いでしょう。(字が汚いのが残念…)
160度で4秒が成功の秘訣
どのくらいの温度で何秒間熱すればいいのかわからなかったので、いろいろ試してみた結果、160度で4秒間挟むのが最も成功しやすいという結論に!
ヘアアイロンの温度が高すぎたり、長く挟みすぎるとストローが溶けてキッチンペーパーにひっついてしまいます。逆に、ヘアアイロンの温度が低すぎたり挟む時間が短すぎると、きちんと止まらず化粧品が漏れてしまうのです。
使用するストローの太さや耐熱度合いにもよるかと思いますが、普通~少し太めのストローなら、【160度で4秒】で挑戦してみると良さそう。
ストローは口径8mmがおすすめ。タピオカストローはNG
SNS上で「ストローが細いと化粧品を入れるのが難しい」と目にしたので、今回は太めのストローを2種類用意して試しました。
通常のものより少し太めの「超太口ジャンボストロー(口径8mm)」と、かなり太めのタピオカストロー「ウルトラワイドストロー(口径12mm)」です。
どちらも化粧水の入れやすさは抜群なのですが、口径12mmのタピオカストローは、ヘアアイロンで挟むのがかなり大変! 口が広い分強度も高く、挟んでも挟んでも「バインッ!」と跳ね返してくるのです…。ストローを購入する際は、必ず口径を確認し、【8mmのストロー】を購入しましょう。
クレンジングオイル、乳液は入れられず
さて、約1時間の苦戦の末、完成した旅行用化粧品がコチラ。
化粧水や美容液などのサラッとした化粧品は入れることができましたが、粘度が高いクレンジングオイルと乳液は入れることができませんでした。厳密にいうと、入れることはできたのですが、中身がストローに付着してしまい、使用することができない状態に。そのため、入れられなかったアイテムは別の方法で持ち運ぶことになりました。
旅行に液体以外の化粧品を持ち運ぶ方法
ストローに入れられなかった化粧品は、以下の方法で持ち運ぶことに。
①コンタクトケース
乳液、クリーム、化粧下地、リキッドファンデーションはコンタクトケースに。スキンケア用とメイク用に分けました。写真のコンタクトケースは、セリアで2個入りのものを購入。
②ラップ
洗顔フォームは、短くカットしたラップに1回分の使用量を出して包み、クルクルと丸めるだけ! かなりコンパクトになりました。普段泡立てネットを使っている方は、ネットもお忘れなく。
③試供品・トライアル(トラベル)セット
その他、普段使用している化粧品でなくてもいいものは、試供品やトライアル(トラベル)セットで対応。詰め替える手間などもないので1番手軽です。ただ、いつのものかわからない試供品は避けましょう。
旅行当日は化粧品をフリーザーバッグに入れて持ち運び
旅行用化粧品を持ち運ぶいろいろな方法を試した結果、こんなにコンパクトになりました。
ストローに入れた化粧品は「鞄の中で破裂して服が汚れた」などの口コミを目にしたので、ストローとその他のスキンケア化粧品は、万が一漏れてもいいようにフリーザーバッグに入れて持ち運ぶことに。旅行先でストローを切るのに必要不可欠なハサミも必ず持っていきましょう。
今回の旅行は徒歩と電車での移動。フリーザーバッグに入れているとはいえ、旅行中化粧品はトランクの中で縦になったり横になったり…漏れないか心配です。
旅行の夜、化粧品の状態は?使った感想
楽しい旅行1日目が終わり、宿泊先でトランクをオープン!
その結果は…
…漏れている!!!
しかし、漏れたのはストローの化粧品ではなく、コンタクトケースに入れた乳液のようです。よく閉めたつもりでしたが、甘かったのか…。何にせよ、フリーザーバッグに入れておいてよかった! フリーザーバッグも必須です。とりあえず、ストローの化粧品はきちんと作れば漏れないということがわかりました。
ストローをカットして使ってみたところ、なかなか快適♪ 何より、使った後捨てられるというのがいい。帰りの荷物はお土産が増えることも考えて少しでも軽くしたかったので、とてもありがたかったです。
結論:旅行時の化粧品をストローで持ち運ぶのは便利!
旅行用の化粧品をストローに入れるのにさえ慣れてしまえば、持ち運びに最適だと思います。繰り返しにはなりますが、【160度で4秒】と【口径8mmのストロー】、この2点を守れば大きな失敗なく作れるはずです!
ただし、そもそも詰め替えるのが面倒だという方には、この方法は不向き。愛用している化粧品の販売店でサンプルをもらうかトライアル(トラベル)セットを購入してください。
また、ストロー以外でよかったと感じたのがラップで洗顔料を持ち運ぶ方法。濡れた手だとラップを開きにくいかと思いきや、簡単に開くことができました。なによりそのコンパクトさ!! いつも洗顔料は、チューブごとまるまる持参していたので、かなり軽量化することができました。今後も旅行のときにはこの方法を取り入れたいと思います。
旅行時の化粧品はストロー・ラップ・試供品の組み合わせが吉
今回、旅行用の化粧品を持ち運ぶ方法をいろいろ試してみましたが、重要なのは化粧品との相性。化粧品に合った持ち運び方をすることで、コンパクトかつ使いやすくなるということがわかりました。また、今回旅行の前日の夜に化粧品を詰めたため…少々睡眠不足に。余裕をもって準備することも大切ですね(笑) 旅行の際には、ぜひ試してみてください!