恋をすると美人になる恋愛ホルモンが増える
まずそもそも、何故恋をすると女性は綺麗になるのでしょう。
その一つの理由として、恋愛相手からよく見られたいという思いから、服装やメイク、ヘアスタイルなど恋愛をしていない時よりも気を付けるようになるからというものがありますが、それだけではなく実際に肌や体型までキレイになる女性は多いですよね。
これは勘違いなんかではなく、実際に恋愛すると出てくる様々なホルモンが影響しています。
ドキドキを感じる「フェニルエチルアミン」が体型を細く
まず、恋愛の特に初期。相手に一番ドキドキを感じる期間は「フェニルエチルアミン(PEA)」というホルモンが沢山分泌されています。
このホルモンは食欲を抑える作用などによって、体型を細くしていく作用をもっているため、恋をするとドキドキして食べ物が喉を通らない。食欲がなくなるという状態になります。
ちなみにこのホルモンは最大で4年間程しか分泌されないため、恋愛初期のドキドキがどうしてもずっと続かないのはこのせいです。
痩せホルモン「ドーパミン」が増える
ドーパミンは快楽ホルモンとも呼ばれるホルモンで、嬉しい時などに沢山分泌されるホルモン。恋愛で嬉しい事が起こったり楽しい時間を過ごすと沢山分泌されます。
ドーパミンは代謝を活発にする作用があるため、肌がきれいになったり、体脂肪が燃焼されやすくなるといった美容効果があります。
ストレスを減らす「オキシトシン」
恋愛初期のドキドキが無くなったら、恋の美容効果が無くなるというわけではありません。
「愛のホルモン」とも呼ばれるオキシトシンは、パートナーとの愛情を深めるために働くホルモンですが、ストレスを抑えたり免疫力を高めたりといった体への作用も持っているもの。
スキンシップによって分泌が増えるホルモンなので、手を繋いだりマッサージしたり、セックスをする事でオキシトシンの分泌量を増やす事ができます。
人への思いやりを持つ事で増えるホルモンでもあり、恋が長続きするために重要な役割も果たしています。
恋がストレスになるのはどうして?
一方で、恋がストレスになって恋愛をしてからニキビなどの肌荒れが増えたり、やけ食いして太るなんていう事もありますよね。
恋愛してストレスが増えるのは、主に相手へのフラストレーション(欲求不満)がたまる事から発生します。
欲求不満といっても別に体の関係という意味だけではなく、相手が自分の思うように行動してくれない事や、関係性が上手くいかない事全般が、少しずつ蓄積されていく事で大きなストレスとなっていくのです。
良い恋と悪い恋の違いは「してあげたい」か「してほしい」か
ではこの差が何から生まれるのか。その大きなポイントが、相手に何かを「してあげたい」と思っている恋か、相手から「してほしい」と思っている恋かという点です。
恋愛初期のドキドキは、どちらかというと相手に対してプレゼントしたいとか、相手と一緒にデートに行って喜ばせたいというような思いから出てくるもの。相手を喜ばせたいと考えている時は、どうなるか分からない不安があってもポジティブなドキドキになりますよね。
一方、これが「こういうデートプランを提案してほしい」とか「プレゼントしてほしい」となってしまうと、状況は一転。実際に思った通りの事をしてもらえたら満足しますが、相手に望んでいる事をしてもらえないと、不満として残る事になります。
つまり、相手との関係が自分から「したい」という気持ちが中心であれば良い恋になりやすく、相手に「してほしい」が増えれば悪い恋になりやすいのです。
マンネリして来るとどうしても「してほしい」が増える
そうはいっても、ずっと相手に「してあげたい」を持ち続ける事って難しいですよね。
恋愛開始から一定期間するとドキドキホルモンであるフェニルエチルアミンの分泌も減ってしまいますし、色々と自分から相手にした行為の反応も学習してしまうため、してあげたいという気持ちが薄れてマンネリ状態になっていきます。
マンネリは相手にたいしてしてあげたいという気持ちが薄れるばかりではなく、それまでの付き合いの中で感じた「嬉しい」出来事を求めて、してほしいという気持ちも強くなるため、どうしてもストレスがたまりやすくなっていきます。
「してほしい」を「したい」に変えて幸せを掴む
そうなった時にどうしたらいいか。じつは、「してほしい」という気持ちに気が付く事さえできれば、後はちょっと考え方を変えてみるだけで、「したい」「してあげたい」に変えていく事が可能です。
例えば、「楽しいデートにつれていってほしい」という気持ちがある事に気付いたら、相手からの提案を待つのではなく、自分から楽しいデートを考えてみる。
一緒に生活していて、部屋をキレイにしてほしいと思ったら、自分がキレイな部屋に住みたい! 片づけたい! という風に考えて思い切って掃除してしまう。など、相手の行動を待つのではなく自分からやってしまう事で、ストレスに感じる事が無くなってきます。
逆に、どうしても相手にやってもらわなければならない事で、自分から行動してもどうにもならない場合は単純に相手との相性が合わないという事。良い恋に出来ないなら、スッパリと気持ちを切り替えてしまった方が楽かもしれません。
相手を思いやる「良い恋」で幸せホルモンを増やそう
恋のホルモンや幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」は、相手への思いやりを持つ事で増えるものだと上で紹介した通り、自分から相手に「してあげたい」という気持ちを持つ事は、良いホルモンの分泌にも繋がります。
自分の気持ちを見つめ直して、良い恋をし続けましょう!