辛すぎるカレーライスの刺激がニキビの原因に
カレーライスと言えば、スパイスの辛さが食欲をそそる一年中美味しく食べれる食事。
でも、辛すぎるカレーには注意が必要で、スパイスの辛さが強すぎると胃腸への刺激が強くなり、胃酸過多や腸内環境を荒らす原因となってしまいます。
腸内環境の悪化により善玉菌が減少し、悪玉菌が増加すると、栄養素の消化吸収が上手に出来なくなるため美容に良い栄養素の取り込みも減少。結果として、肌あれやニキビなどの原因となります。
ただ、これは辛さによる刺激が強すぎる場合であり、辛くし過ぎなければカレーのスパイスはむしろ腸内環境の改善に効果的。また、辛さはストレスの解消にも役立つのでその意味でも肌質の改善に役立ちます。
食べた後に胃が痛くなるような辛さではなく、食欲がそそられる程度の辛さでカレーを楽しみましょう!
カレーライスは糖質が進む事がニキビの要因にも
ただし、適度な辛さに抑えたとしても注意したいのは、糖質の摂取量。
通常、ご飯一杯の目安は約150gとされていて、これに含まれる糖質は約55g。
糖質制限などを行わないで普通に食事した場合、1日に摂取する糖質量は270g程度が日本人平均なので、もしご飯だけで食べようとすると大体お茶碗5杯となります。
さて、ここでカレーライスを食べる時の事を考えてみましょう。
カレーライスのチェーン店では、大体普通盛りのサイズでご飯が300gとなっていて、ご飯茶碗でいえば2杯分。家で食べてもカレーライス用の盛り付けにすると茶碗の大体倍くらいにはなっているのではないでしょうか。
カレーライスの場合、食事が単品かつ流動食に近くなる事や程よい辛さも食欲を促進するため、想像以上に食べてしまっているのです。
また、カレーのルーにも当然糖質が含まれていて、レトルトカレーの栄養成分などから判断するとカレー1杯辺り、大体20g程度の糖質量。ジャガイモなど糖質が多い具材が入っているかどうかにもよりますが、これらを全て足し合わせると糖質は一食で130g程とっている事になり、1日に2杯食べれば糖質の平均摂取量をほぼ満たしてしまいます。
過剰な糖質は皮脂分泌を促進したり、血管のダメージとなる事からニキビなどの肌トラブルの原因に。
カレーを食べる際は少し物足りなくてもご飯の量を抑えたり、玄米など食物繊維が多く血糖値の上昇しにくい穀物を食べるようにするといいでしょう。
糖質だけではなく脂質も多い
カレーライスはあまり脂質をとっているという気になりませんが、実は意外と脂質分も多く、レトルトカレーでいえば大体1袋に6~8g程度の脂質が含まれています。
ステーキが100gで4.4gの脂質ですので、ステーキ150~200gと同程度の油をとっているという事に。さらに、カレーにとんかつなどをトッピングするとその脂質量は跳ね上がります。
脂質を沢山とると皮脂の分泌が促進されるため、ニキビが出来やすい状態に。カレーライスを食べる際は、先にサラダを沢山食べるなどで脂質の吸収を抑えるようにすると良いでしょう。
カレーはニキビの原因にもなるけれど、強い肌作りの味方にもなる
以上のように、辛すぎるカレーライスやカレーの食べすぎはニキビの原因になりやすいともいえますが、カレーライスにはビタミンなどの栄養も豊富で、スパイスも適量であれば腸内環境を整えてくれるなど美肌作りに良い影響となる食事でもあります。
サラダなど脂質の吸収を抑えるものを取り入れたり、お米をより健康的な玄米や十穀米などにしてみるなどの工夫をして、強い肌作りのサポートとなるように食べましょう!