まぶたの皮膚はデリケート
まぶたの皮膚はとても薄くデリケート。顔の皮膚に比べるとまぶたの皮膚は3分の1くらいしかありません。花粉の時期や目のトラブルの時は目とまぶたを一緒に擦ってしまったりするとかさぶたになったり目の端が切れてしまったり…。まぶたの皮膚は薄いけど目を主張する大事な部分。アイラインやアイシャドウで負担をかけているからこそお手入れをしないとデリケートなまぶたの行く末は想像がつきますね。
まぶたのたるみの原因
まぶたの筋力低下や肌のたるみによる原因
まぶたのたるみは肌の衰えと目の筋力(眼輪筋)の衰えです。例えば無表情が多い、洗顔する時ガシガシ洗ってしまうなど日常生活のちょっとしたことですが積み重なっていくとまぶたのたるみに繋がってしまうのです。また重みのあるまつ毛エクステもたるんでしまう原因があると言われています。
そのためか最近は目に負担を掛けないまつ毛エクステもありますね。
頭皮のたるみも大きく関わります。頭の皮膚も顔の皮膚と同じなので血行不良・紫外線による乾燥・寝不足など頭の皮膚に良くない状態が続くとたるんできてしまいます。頭のたるみはまぶただけでなく顔のたるみにも繋がります。
寝不足・眼精疲労による原因
忙しくて睡眠時間が短い・スマホやパソコンなどによる眼精疲労などによりまぶたのたるみは生じます。睡眠時間が短い、眠りが浅いなど睡眠不足はストレスも増えていきます。ストレスは体内の活性酸素が増え肌の老化やたるみ、血行不良などの原因にもなってしまうのです。また眼精疲労も目の筋力の伸縮性が悪くなってこわばる原因で、目の筋力がこわばるとまぶたの血流が悪化し、まぶたにに老廃物が溜まりたるみが慢性化してしまうのです。
皮膚の乾燥
顔の皮膚の厚さを1とするとまぶたの皮膚は顔の3分の1の厚さ。非常に薄い事が想像ができますね。
薄い皮膚のまぶたは保水機能が弱いため、まぶたのハリや弾力は衰えがちになります。肌のハリがなくなるとたるむため、乾燥が続く事でまぶたがたるんできます。
また、ハリが無くなるという事はたるみだけではなくシワもできやすくなるという事。まぶたがしわになって、二重のラインとは異なる場所に線ができていることありませんか?それは乾燥している証拠です。
たるみ以外にもまぶたは色々なトラブルが表れやすい
まぶたのたるみが引き起こされる原因について紹介しましたが、実は同じような原因で引き起こされるまぶたのトラブルは他にもあります。
目がくぼむ
目がくぼんでいると一気に老け顔になります。目がくぼむ原因も、まぶたのたるみと同じく上記の原因によって引き起こされます。つまりまぶたの筋力低下・寝不足・眼精疲労・血行不良・皮膚の乾燥です。
目がくぼんでしまうと老けて見えたり疲れて見えるだけではなく、目が小さく見えて見た目の印象もかわってしまいます。
クマなどの色素沈着
メイククレンジングの摩擦によるものと目をこすってしまう摩擦による原因でメラニンが色素沈着してしまいます。またアイプチが原因で色素沈着を起こしてしまうことがあります。まぶたの皮膚は薄いので日頃のメイクや目のかゆみなど目をこすってしまったりすると皮膚のバリア機能が低下してしまい色素沈着を引き起こす原因になってしまいます。
まぶたのたるみが引き起こされるような血行不良状態や乾燥状態となっていると、ターンオーバーが乱れるため色素沈着はさらに引き起こされやすくなります。
目の周りの筋力・眼輪筋とは?
目の周りの筋肉・眼輪筋とは目の周りの筋肉のこと。目の周りをドーナツ状に囲んでいます。まぶたの衰えはその筋肉の衰えと聞くと上下まぶたのたるみがあるのも納得出来ますね。その眼輪筋は加齢とともに衰えてくると目の周りのシワやたるみになってしまいます。ただし眼輪筋は筋肉なので鍛えることができるんです。
まぶたのたるみはケアをしないとどんどん進行します。手遅れになんてならないよう気づいたらやってみましょう!まぶたのたるみは進行してしまうとケアも大変です。
まぶたのたるみ・パターン別ケア
眼輪筋の衰えによるたるみを鍛えて解消
① まぶしい時のように目を細める→この時に眉間にしわが入らないように気を付けましょ う。眼輪筋を意識してください。
② 目を見開く→この時は眉毛が上がらないように意識してください。
(①→②の動作を5回ずつくらいで毎日やりましょう。)
※眼輪筋が衰えてるとその周りの筋肉が手助けをします。眼輪筋が衰えているに気づきますね。あくまでも眼輪筋を鍛えているので意識して行ってくださいね。
③ ついでに前頭筋(おでこの筋肉)もほぐしましょう。前頭筋も凝りますので、おでこにシワがある方は特に、おでこを指先で軽くほぐしてください。血行が良くなりますよ!
寝不足・眼精疲労による血行不良の解消法
① スマホやパソコンの見過ぎで眼精疲労がある時または寝不足で頭痛がある時、温めたタオルを目に当てじっくり温め目の緊張を緩めましょう。眼精疲労でも寝不足でもまぶたのたるみを引き起こします。
② 目だけを天井を見るように意識し、目を見開いたまま目玉を時計回り一周・逆回り一周、これを5回繰り返します。
この運動で凝り固まってしまった眼輪筋を緩めます。→この時に眉毛やおでこを動かさないように気を付けましょう。
まぶたの皮膚が乾燥している場合のケア方法
とても薄いまぶたの皮膚。保水力も弱いのでしっかり保湿をしましょう。アイケアクリームで目元を温めた後にゆっくり浸透させてください。アイクリームはスルッと伸びの良いものを選んでください。また、クレンジング剤とまぶたの相性が悪く乾燥してしまう方もいらっしゃいます。お肌に刺激がないクレンジングを選ぶのを進めします。
くぼんでいる・くぼんでいるように見える時のケア方法
まぶたのたるみで目がくぼんでしまうのも老けて見られてしまいます。
まずは体全体の疲れを取り・バランスの良い食事を取る・体内時間を戻すなどの基本動作が必要です。目がくぼんでいるということは体に疲労物質が溜まっている証拠です。そこにアイクリームなど栄養を入れようとしても血行不良のままでは栄養は入りません。塗布するのであれば目の周りをほぐしてから塗ることをおススメします。
色素沈着を引き起こしている時のケア方法
色素沈着は肌の代謝低下と摩擦により引き起こります。角質も固くなりターンオーバーの妨げになります。
① 皮膚をこすらないようにそっとクレンジングをします。皮膚を動かさないように。
② クレンジング剤を落とすときも同様です。ぬるま湯をふわっと顔にかける。
③ 基礎化粧水で肌を整える。アイクリームには色素沈着を薄くしてくれるものもあります。
④ 眼輪筋を鍛えるトレーニングをし目の周りの血流を促しましょう。
まぶたのたるみはケア次第です!
まぶたのたるみはケア次第で何とかなるものです。気になったときにすぐ実行に移しましょう。何かを準備する必要はありません。スマホやパソコンで1点集中している目を動かす。これだけです。乾燥しているなら保湿をしっかりと!
目元は年齢が出るところです。適切にケアしてベストな自分を保ちましょう。