目を大きく見せるアイメイクの種類とは?
メイクで目を大きく見せるには、アイメイクコスメアイテムとして定番の、
・アイシャドウ
・アイライナー
・マスカラ
の使い方を抑えることは必須です。
では、これらの定番コスメアイテムを使った簡単にできる「デカ目」テクからご紹介致します。
目を大きく見せる"アイシャドウ"の使い方と色選び
アイシャドウは、目の回りに陰影をつけたり、明るくしたり、セクシーさやキュートさを出したりなど毎日のメイクに欠かせないアイテムの1つです。ただ、意外なことにアイシャドウで目元を大きく見せるテクをご存知の方はそう多くいません。
まず「目を大きく見せるため」のアイシャドウの色選び・使い方から見ていきましょう。
目を大きく見せるアイシャドウの色
アイシャドウは多数の色が展開されており、それらの中から自分に似合うカラーを見つけるのは至難の技です。 ここでは、一重瞼や奥二重の人に最適なアイシャドウカラーの選び方を以下にまとめています。
①NG色- 寒色系、赤系、パステルカラー系 、ラメ入り
一重瞼や奥二重の人がこれらのカラーをアイホール全体にぼかすと、使用した色が協調されて目元が腫れぼったい印象になってしまいます。また、ラメが入った物も同様の理由であまりおすすめできません。
②おすすめ色- ブラウン系、マットなダークカラー系
一重瞼や奥二重の人が目を大きく見せるには、目元周りにメリハリをつけやすいダークカラー系、シンプルなブラウン系を選ぶのがポイントです。できれば色のグラデーションがつけられる3~4色をトーン違いで揃えるのがおすすめです。
目を大きく見せるアイシャドウの使い方
アイシャドウは、ハイライトカラー(明るみ色)、ミディアムカラー(中間色)、シェイドカラー(締め色)の3パターンで使い分け、グラデーションをつけるのが基本です。目を大きく見せるためには、本来の目の輪郭をぼかすことで目元のボリューム感と印象を強化します。
それでは、次の手順でこれらの色を使い分け、目を大きく見せるアイメイクを実践してみましょう。
①アイホール全体にハイライトカラーをぼかします。くれぐれもアイホールからはみ出
ないように気をつけてください。
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②上瞼目の際に沿って、シェイドカラーを綺麗にのせます。
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③アイホールの下側1/3程度にミディアムカラーをのせ、②でのせたシェイドカラーと色のグラデーションを出します。
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④今度は、下瞼全体にハイライトカラーをぼかし、目尻から内側に向かって1/3程度にシェイドカラーを入れたら出来上がりです。
アイシャドウ使用前には専用ベースを必ず使おう
アイシャドウをファンデーションの上からいきなり重ねていませんか?目元のくすみ、色持ちをよくするためにアイシャドウ専用ベースは必ず使っていただくことをおすすめ致します。
目を大きく見せるアイラインの引き方は?
「目を大きく見せる」アイメイクアイテムで、最も重要な主役がアイラインの引き方です。アイラインのちょっとした引き方テクの違いで、かえって目が小さく見えたり、なんだか目の形がいびつに見えたりと、その仕上がりにかなりの差が出るものです。
本来アイライナーは、ブラウン系、グレー系のナチュラルなカラーのものと、 黒やブルーなどラインを際立たせるカラーの2種類を使い分けると、より自然に目の大きさを際立たせることができます。では、「目を大きく見せるため」のアイラインの引き方を見ていきましょう。
①ビューラーでまつ毛を事前にカールアップしておく
「アイラインを引くのに、いきなりまつ毛からカールするの?」と、意外に思われるかもしれませんが、実は事前にまつ毛をカールしてアイラインを引く方が、より自然で綺麗なアイラインが引けるのです。2~3回に分け角度を変えてまつ毛をカールアップしていくのがコツです。
②まつ毛の隙間を埋めるように上瞼の際にラインを入れる
ナチュラルカラーのブラウン系またはチャコールグレー系のアイライナーを使い、瞼の隙間を埋めていくように上瞼、目の下ギリギリにラインを入れていきましょう。くれぐれも瞼からはみ出さず、極細で入れていくのがポイントです。
③ 上瞼中央から目尻3~5mm延長線までラインを長めに引く
今度は、ラインを際立たせるカラーの黒やブルーのアイライナーを、目尻3~5mmの延長線上から、上瞼中央までラインをスッと長めに引きましょう。目尻側からラインを引くことで始点を決めやすく、ラインもよれにくいのでオススメです。腫れぼったく見えがちな一重瞼や奥二重の人の瞼もこのテクを行うだけで、一挙にクールデカ目効果がUPします。
目を大きく見せるマスカラの付け方
目を大きく見せるには、当然マスカラも重要な役割を担います。ここでは、普通のビューラー+ホットビューラーの両方を使い、簡単にプロ並みの仕上がりになるマスカラの付け方をレクチャー致します。
① 普通のビューラーでまつ毛をカールアップ
アイライナーの項①の方法に従い、普通のビューラーでまつ毛をカールアップしておきます。
② まつげにマスカラを3秒押し当てひと塗り
まず、マスカラを付ける前に必ず一度ティッシュオフして余分なマスカラ液を落としましょう。 これはまつ毛にマスカラがついてからダマになるのを防ぐためです。そして、まつ毛にマスカラを3秒間押し当てて一旦静止します。その後毛先に向かってひと塗りしてください。
マスカラが崩れにくくなるコツとして、根元からマスカラをつけずに、まつげの中央付近からつけ始めることです。根元につけるとまばたきの度にアイライナーと擦れ合ってメイクが落ちにくくなります。
③ ホットビューラーを使い、まつ毛を整える
マスカラをつけて乾かしたら、ホットビューラーを使って、まつ毛を均一に整えます。
ホットビューラーは3段階で当てるのがポイントです。
まず、瞼中央あたりのまつげの根元を持ち上げるようにして3秒間当てます。
そのまままつげの真ん中あたりにスライドさせ、まぶたと平行になるようにして3秒、さらに毛先に当てけがクルンとカールした状態のまま3秒です。
この要領で目頭側と、目尻側のまつ毛もカールさせます。
④マスカラをもう一度さっと重ね塗り
ホットビューラーで整えたら、もう一度マスカラを一回だけさっと軽く重ね塗りします。この時はまつ毛のカールをキープするために行ってください。
⑤下まつ毛にもホットビューラーを先にあてて整える
次は下まつげです。下まつげにホットビューラーを3秒間あてて均一に整えます。
⑥下まつ毛にマスカラを下付けする
マスカラブラシを縦にして、まつ毛の内側から毛先に向かって、軽くマスカラをのせていくように下付けしましょう。
⑦下まつ毛全体にマスカラを伸ばす
今度はブラシを横にし、毛の根元から毛先に向かってさっと滑らすようにのばしたら、パッチリまつ毛の出来上がりです。
眉マスカラで眉の色を変えてみる
メイクで目を大きく見せるには、眉の色によっても印象が変化します。例えば、アイシャドウやアイライナーではっきり整えたメイクの上に、濃い色の眉と、薄めの色の眉であればどちらがより目元をより強調してくれるでしょうか?答えはもちろん後者です。
このようにライトブラウン系の眉マスカラを使い、眉毛の色を髪の毛の色よりも1~2トーン明るくするだけで、目の大きさが印象的に際立つようになります。
コンシーラーの使い方でも目元の印象は変わる
目の下のくすみやクマなど肌の欠点を隠すため使うコンシーラー。実はこのコンシーラー
の使い方でも目元の印象が変わるのです。しかし、コンシーラーを正しく使えていない人がかなりの割合で散見されます。例えば、目のクマが気になるからと、目の下ギリギリまでにコンシーラーをべったり塗ってしまう、あるいは欠点をカバーしたいからと、自分の肌よりも明るめのコンシーラーを選んでしまうなどです。
コンシーラーは、目尻の下全体にべったりとつけてしまうと、顔全体がのっぺりとした印象になり「いかにも厚塗り」な印象になってしまいます。ここでは、自然でかつ立体的な陰影を作るコンシーラーの使用手順をお教えしましょう。
① 目頭のやや下からコンシーラーをのせる
目頭のやや下からコンシーラーを軽くのせ、ブラシを使って斜めした方向にさっと伸ばしてください。 ここでクマを無理に隠そうとせず、軽くのせるようなイメージで行なってください。
② 目頭に向かって指でたたくように馴染ませる
①で伸ばしたコンシーラーを今度は目頭に向かって指で叩くようになじませてください。
目の際にコンシーラーを敢えてなじませないことで、鼻や頬との間に陰影ができるため、目の錯覚で目元の大きさが際立つようになります。
ファンデーションのシェーディングでも目を大きく見せられる
メイクに必須のファンデーションですが、ただ均一にお顔全体に伸ばしてしまっていませんか?ファンデーションの役割は、メイクのベースの意味合いだけでなく、シェーディングという陰影をつける方法と併用して目を大きく見せることができるのです。
まず、いつものファンデーションと別に1~2トーン暗めの パウダリーファンデーション、または専用のシェーディングパウダーを用意し、次の手順に従ってファンデーションのシェーディングを行いましょう。
① 耳下から顎先に向かい、顔の輪郭に沿ってパウダーをのせる
まず、パウダーをブラシにとり、耳下から顔の輪郭沿いに顎先に向かって、上から下に数回ブラシを動かしてパウダーを入れていきます。
② 顎下にもパウダーをのせる
①の流れで、顎からフェイスライン下に縦方向に、ブラシを動かしてパウダーを入れていきます。
③ 耳上辺りからおでこの先端に向かってパウダーをのせる
今度は、顔の上部、耳上からおでこの先端に向かって下から上にブラシを入れていきます。 ラインに沿って、丸くブラシを動かす方がより女性らしいラインを作ることができます。
④ 頬骨のくぼみから鼻横までパウダーをのせる
次に、頬骨のくぼみから鼻横まで上から下に斜めにブラシを動かして、パウダーを入れていきます。すると顔の輪郭全体に陰影がつき、立体感のあるくっきりとした顔立ちに仕上がります。
メイク以外で目を大きく見せるアイテムは?
それでは、メイクと併用してさらに目を大きく見せるのに有効なアイテムにはどういったものがあるでしょうか? おすすめの方法2選を以下に挙げております。
つけまつ毛やまつ毛エクステ
まつ毛をビューラーでカールをするだけでは、イマイチボリュームが足らないと感じる人は、アイメイクの際につけまつ毛を併用することです。 つけまつ毛で目を大きく見せるコツは、黒目の上に付けていくと黒目が強調され、一重瞼や奥二重の人であれば、瞼の真ん中から目尻にかけて部分的につけまつ毛を付けると、今風で大き目の目元ラインに仕上がります。ただし、今時メイクはバサバサとわざとらしいまつげよりもより自然なまつげが流行ですので、目を大きく見せたいからと不自然に長すぎるまつげをつけるのは避けたほうが無難です。
また、つけまつ毛を毎回付けるのが面倒な方は、サロンでマツエクを行ってもらうとお風呂や洗顔をしてもボリュームあるまつ毛が保てます。また、近頃では、自然なまつ毛のボリュームアップのために、まつ毛育毛剤も発売されていますので、これもうまく活用してみましょう。
ナチュラル系のカラコンの使い方をマスターしよう
「カラコンを使えば、目が大きく見えるのは当たり前だけど、カラコン=ギャル風メイクになりそう…」と決めつけていませんか? 確かに、カラコンを入れると黒目がちになりデカ目効果は抜群ですが、選び方を間違えるとギャル風や爬虫類風に見えてしまい、思いの外男子ウケもそこまで良くありません。ここでは、大人女子、ナチュラル派女子にもぴったりの「自然なデカ目に見えるカラコンの選び方」をご紹介いたします。
☆☆☆ベストなカラコンの黄金比率とは?☆☆☆
カラコンのパッケージを見ると、レンズそのものの直径サイズと、色素範囲の直径(着色外径)サイズが記載されています。日本人の黒目サイズの平均は11.5~12.5mmです。そして、黒目の大きさを強調するにはこの平均サイズよりやや大きい直径幅のカラコンを選ぶ必要があります。カラコンには、特大サイズの14~16mmの物も存在しますが、あまり大き過ぎるとギャルっぽい雰囲気になってしまいます。
一般的に、美しい白目と黒目の黄金比率は「1: 1.5 :1」ですが、カラコンを装着した状態の理想の比率は「1:2:1」 とされています。つまり、およそ+0.5mmほどのカラコン選ぶことが理想的とされています。
☆☆☆自然に見えるカラコンの色選びは?☆☆☆
では、自然に見えるカラコンの色選びですが、実は日本人の瞳は真っ黒というわけではなく、ほとんどの人がやや濃いめの茶系な瞳をしています。
この日本人の茶系の瞳にぴったりなカラコンは、ライトブラウンや、 ゴールドブラウンのカラコン選ぶとかなり裸眼に近く、瞳の輪郭がはっきりと自然に目を大きく見せてくれます。そして、近頃では美容大国韓国のカラコンも多く輸入されており、特に白目部分にほんのりブルーがかったような日本では見られないタイプのカラコンが人気です。 このブルーの色彩効果で目の中全体のトーンを綺麗に引き立たせてくれるのです。
毎日のメイクが大変ならアートメイクもオススメ
これまで、目を大きくするための様々なメイク方法についてお話しさせていただきましたが、できればもっとメイク時間を短縮してデカ目を目指したいものです。 そんな人におすすめなのがアートメイクです。アートメイクとは、皮膚に専用の針を刺してタトゥーのような要領で色素を注入していく施術のことです。それではアートメイクのメリットを以下に挙げてみましょう。
①毎日のメイク時間が短縮できる
②お化粧のアイラインがにじまない
③まつ毛が濃く見える
④目が大きく見える
このように、アートメイクのメリットをあげていけばきりがありません。しかし、アートメイクを行う際に気をつけなければいけない事は、アートメイクは、1回行うと簡単に消えない為、デザインを慎重に選ぶことです。
無難な方法としては、アートメイクに100%頼らず、あくまでベースのラインだけを薄く入れてもらい、目尻を長めに引きたい場合は実際のメイクで補うことです。
また、アートメイクは瞼の際に針を入れる施術ですので、単に価格だけを重視せず、信頼できるクリニックで行ってもらいましょう。
まとめ
目を大きく見せるメイクって、プロの人にお願いしないとできないものだと思い込んでおられませんでしたか?しかし、意外に覚えてしまえば、毎日のメイクのちょっとしたコツの違いで目を大きく見せることがおわかりいただけたでしょうか。慣れるまでは大変かもしれませんが、これが毎日の習慣になってしまえばそれほど手間でもありません。ぜひ今回ご紹介したメイクテクを参考にご自身にぴったりの「デカ目メイク」を模索してください。