無垢な自分に。「muqna」
「呼吸をするように自分に溶け込み、深呼吸をするように角層まで潤う。自分本来の美しさへ導く、東急ハンズオリジナルのスキンケアシリーズです。」(公式パンフレットより)
ずっと使い続けられるシンプルな使い心地で、みずみずしく潤う本来の無垢なお肌を保つためのコスメとして開発された商品のようです。
見た目もお値段もすっきりとしており、一切の無駄がない、そんな印象を受けます。
肌のバリア機能をサポートする3大保湿成分を配合
配合成分を見れば、このアイテムのこだわりようが伺えます。
肌のバリア機能をサポートするというスキンケアの肝心要の部分として、主軸となっている3つの保湿成分には妥協がありません。
①3種類のセラミド
肌のバリア機能に最も必要な成分「セラミド」。表皮にある角質細胞同士の隙間を埋めている細胞間脂質の主な成分です。
本来ヒトの肌にはこのセラミドが11種類あると言われており、それぞれが微妙に違った働きをし、脂肪酸などの他の物質とともに角質層内で肌を外部の刺激から守っています。
もし肌が本来持っているセラミドなどの細胞間脂質が何らかの理由で減少してしまうと、肌の乾燥や肌荒れといったバリア機能が正常に働けない状態になります。そんなとき、肌のバリア機能が十分に働けるようになるまでの間、外側から化粧品などでセラミドを与えることでバリア機能を助けることができます。
そのため、よく乾燥肌や敏感肌にはセラミドコスメを使いましょう、といった説明をしている化粧品メーカーなどがありますが、実際にはセラミドコスメには1〜2種類しかセラミドが配合されていないことが多く、実はこれだけではバリア機能を十分にサポートすることができません。
muqnaにはセラミドが3種類(EOP、NP、AP)配合され、比較的多種のセラミドがコスメで補えることになります。
ただし、セラミドはどうしても原料費が高くなってしまうものですので、muqnaに使われている量も(推測ですが)決して多くはないでしょう。しかしながら、たとえ少量でも肌の上から肌に近い成分を与えることで、バリア機能のサポートになります。
②ヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸Naとは、化粧水としてはもはやお馴染みの成分ですよね。セラミドが脂溶性の成分である一方、ヒアルロン酸は水溶性の成分で、保湿というよりも保水に近いイメージです。
ヒアルロン酸が水分をたっぷりと抱え込み、肌の表面に水の膜を張ってくれるので、肌に潤いを閉じ込めてくれます。
③水溶性プロテオグリカン
プロテオグリカンは数年前から急速に注目されるようになった保湿成分。
ヒアルロン酸以上の保水力を持ち、さらに肌の内側を程よく刺激し、ハリや弾力に働きかけます。
ヒアルロン酸同様に水の膜を作ってくれるためシワやたるみにハリを与えたり、また毛穴を目立たなくしてくれ、エイジングケア(年齢に応じたケア)にもこたえてくれます。
続けやすい低価格が魅力
通常であれば、上記のような保湿成分を配合したコスメは贅沢なものとなってしまうため、原料による品質の高さゆえ高価格になりがち。
しかし、muqnaはそんなお肌の潤いのためのこだわりの成分を配合しながらも、かなり求めやすい価格となっており、これには驚きです。
これは私の推測でしかありませんが、セラミドやプロテオグリカンを配合してこの価格を実現するためには、かなり配合割合を少なくする必要があろうと思います。ただし実際の使い心地としては、他の高価なセラミドコスメと比べてもしっかりと保湿されている感があり、この低価格を実現しているのは相当な企業努力があるのではと思います。
試しやすいサイズ展開
クレンジング、化粧水、乳液はお試しサイズが用意されています。
今回使ってみたのが、
○クレンジングミルク 50ml 480円+税
○化粧水 さっぱり 50ml 480円+税
○クリームだけはサイズ展開が50gの1種類しかないため、それを購入。
自分の肌に合うか、まず試したいという方はお求めやすいこちらから始めてみてはいかがでしょうか。
毎月ライン購入しても5,400円+税
○クレンジング 160ml 1,180円
○洗顔フォーム 120g 880円
○化粧水 160ml 980円
○乳液 160ml 980円
○保湿クリーム 50g 1,380円
※全て税抜価格
現在発売されているmuqnaのスキンケアシリーズを、クレンジングから洗顔、化粧水、乳液、クリームと全てラインづかいで約1ヵ月分購入した場合でも、合計でたったの5,400円(税別)しかかかりません。これだけ低価格であれば、惜しみなくたっぷり使うことができますし、長期間続けやすいですね。
化粧水
つけてる感0!だけど内側からしっかりうるおい実感
セラミドEOP、NP、AP、さらにヒアルロン酸Na、水溶性プロテオグリカンなど、乾燥肌に失われがちな肌の保湿成分を補い、健やかな肌が育つまでしっかり守ってくれる、そんな化粧水。
さっぱりタイプはその名の通り、指から零れ落ちそうなほどさらっとした水のようなテクスチャで、それでいて肌につけるとピタッと密着するように馴染み、これだけで十分そうなくらい。
つけてすぐにお肌にハリツヤが生まれます。
乾燥しやすい私の肌でも、これはかなりうるおい感が実感できました。
クレンジングミルク
洗浄力は物足りないが、マイルドな肌当たり
乳液のような優しい肌あたりで、肌を潤すようにメイクをお落とします。ナチュラルメイク向け、とのことですが、確かにかなり洗浄力は弱め。
ファンデーションなしの日焼け止め+コントロールカラーベース+チークの私が使ったところでは、洗顔後に化粧水をつけたコットンで試しに肌を軽く滑らせてみたら、残ったメイクがコットンについていました。
化粧下地+ファンデーションくらいのお化粧では落ちにくいだろうと思います。
日焼け止めだけ、またはBBクリームだけ、等の方であれば、こちらでも十分落ちるのではないでしょうか。
保湿クリーム
ベタつきはあるものの、こっくりとしたクリームが肌を守る
かなり濃厚で肌をしっかりと包んで守ってくれる保湿クリーム。冬などの特に乾燥が気になるときや、肌荒れでいろんなコスメがしみてしまう、そんな夜にこれ一つで肌をラップすれば、翌朝には潤いを蓄えた肌に出会えます。
テクスチャは昔ながらのクリーム然としたこっくりとした濃厚な質感。伸びもよく、軽くマッサージするのにも使えそう。
丁寧に伸ばして使わないと、白くムラが出てしまいますので、お肌をいたわる気持ちでゆっくりなじませて使うのがオススメです。
シンプルケアで、きちんと美肌。それがmuqna
基本的には、成分で選びたい人やベーシックな保湿ケアを重視する人にグッとくるようなコスメに思えます。刺激も少ないです。
しかし、価格的・見た目・使い心地、どれをとってもシンプルでクセがないので、どんな方にも使いやすいものになっています。
▷トラブルの少ない健康な普通肌の方には、その維持として。
▷乾燥気味の方や、エイジング肌の方には、保湿ケアとして。
▷ニキビやテカリが気になる方には、化粧水などを単体で取り入れて。
▷肌荒れや敏感な状態の肌には、落ち着くまでの応急処置として。
これを使ってさえいれば問題ない! というわけではないですが、その日の肌の状態によって美容液などを使い分けたい場合などに、muqnaはそれを邪魔することなく、肌に必要な最低限の保湿ケアとしてはとても優秀だといえます。
また、コスメ好きな方などは、「今、ちょうど欲しいスキンケアコスメがない!」といった空白期間などに、美肌を維持するつなぎのコスメとしてmuqnaはしっかりとその役目を果たしてくれるでしょう。
私は、お試しサイズから普通サイズに切り替えて、使い続けたいと思います。
商品情報
「muqna〜ムクナ〜」東急ハンズ
購入はTOKYU HANDS 各店舗、
または公式通販サイトで。